電子ピアノの型番の見方|メーカー別に解説

電子ピアノを探していると、

  • 「CLP-845」
  • 「CA401」
  • 「LX-6」
  • 「AP-S450」

など、アルファベットと数字が組み合わさった型番を目にすることがあります。

初めて電子ピアノを購入する方にとっては、

  • 「どれが新しいモデルなの?」
  • 「数字が大きい方が高性能?」
  • 「同じメーカーなのに型番がたくさんあって分からない」

と悩んでしまうことも少なくありません。

実は電子ピアノの型番には一定の法則があり、型番を見るだけでシリーズやグレード、おおよその世代を判断できる場合があります。特に中古電子ピアノを探す際には、型番を理解していると自分に合った機種を見つけやすくなります。

今回は電子ピアノの型番の見方について分かりやすく解説します。

電子ピアノの型番は「シリーズ名+型式+カラー」で構成されている

多くの電子ピアノは、「シリーズ名」「型式(数字)」「カラー」の3つで構成されています。

例えば、「CLP-845R」という型番の場合、以下のように分解できます。

  • CLP → シリーズ名
  • 845 → 型式(世代やグレード)
  • R → カラー

メーカーによって細かなルールは異なりますが、多くの電子ピアノはこの考え方で作られています。

最初のアルファベットは「シリーズ名」

型番の最初にあるアルファベットは、そのピアノの「シリーズ名(コンセプト)」を表しています。

各メーカー、特徴ごとに以下のように分類されています。

メーカーシリーズ名特徴・ターゲット
ヤマハCLP(クラビノーバ)
YDP(アリウス)
NU / N(アバングランド)
P シリーズ
本格派の据え置き定番
コスパ重視のエントリー
本物の鍵盤を積んだハイブリッド
持ち運び・省スペース用
ローランドLX シリーズ
HP シリーズ
RP シリーズ
FP シリーズ
ハイエンド(アップライト型)
木材×樹脂のハイブリッド鍵盤
樹脂製鍵盤の据え置きエントリー
スピーカー内蔵のポータブル
カワイCA シリーズ
CX シリーズ
NV(ノーヴァス)
木製鍵盤搭載の上位モデル
樹脂製鍵盤の最新スタンダード
本物の鍵盤を積んだハイブリッド
カシオGP(グランドハイブリッド)
AP(セルビアーノ)
AP-S シリーズ
PX(プリヴィア)
ベヒシュタイン共同開発の最高峰
伝統的な据え置きスタイル
本格派のまま奥行きスリム化
デザイン性の高いポータブル

💡 カワイのCNシリーズについて

カワイ樹脂製鍵盤の「CN」は現在廃番となり、最新の「CX」へと引き継がれています。中古市場ではCNシリーズも多く流通しています。

数字部分は「世代(発売年)」や「グレード」を表している

電子ピアノ選びで最も重要なのが、真ん中の数字部分です。

基本的には数字が大きいほど高グレードですが、「発売年(世代)」によって数字の桁自体が変わる点に注意が必要です。

中古を探すときは、この「世代の数字」「グレードの数字」を分けて見るのが失敗しないコツです。

1. 「何百シリーズか」で世代(新しさ)が分かる

例えばヤマハのクラビノーバシリーズを例に挙げると、

  • CLP-645(2017年発売世代)
  • CLP-745(2020年発売世代)
  • CLP-845(現行世代)というように、数字の百の位(または千の位など)が大きくなるほど、新しい世代のモデルということになります。

2. 「末尾の数字」でグレード(性能)が分かる

同じ世代のなかでは、基本的に数字が大きくなるほど上位グレードになり、鍵盤の材質やスピーカーの数、音源の質などが豪華になります。

例えば現行のヤマハ「CLP-800シリーズ」の場合、

  • CLP-835: 樹脂製鍵盤のスタンダード
  • CLP-845: 木製鍵盤を搭載し、スピーカーを4つに強化したミドルクラス
  • CLP-875: より本物に近い鍵盤タッチと響きを実現した上位クラス

⚠️【重要】「数字が大きい=高性能」の罠に注意!

ここで初心者が陥りがちなのが、「全体の数字が大きいからこっちの方が良いはず」という誤解です。

例えば、型落ち中古の「CLP-745」と、現行新品の「CLP-835」を比べてみましょう。

  • CLP-835(現行): 百の位は「8」で新しいが、十の位は「3」なので樹脂製鍵盤
  • CLP-745(型落ち): 百の位は「7」で一世代前だが、十の位は「4」なのでワンランク上の木製鍵盤

「最新のベーシックモデル」が良いか、「一世代前のハイグレードモデル」が良いかは予算や好みで分かれますが、型番のルールを知っていれば、こうした比較がひと目でできるようになります。

最後のアルファベットは「カラー(色)」

型番の最後には、外装のカラーを表する記号が付いています。

代表的な例として以下のようなものがあります。

  • R → ローズウッド調(濃い茶色)
  • B → ブラック(黒木目調など)
  • C → チェリー調(明るい茶色)
  • LO / LA → ライトオーク調(自然な木目調)
  • WA / WH → ホワイト系(白木目調、ホワイト)
  • PE → 黒色艶出し仕上げ(アコースティックピアノのようなピカピカした黒)※上位モデルに多い

同じ機種でも、カラーによって型番の末尾が変わります。お部屋のインテリアに合わせて中古品を探す際は、このカラー記号もあわせて確認しておくと安心です。



型番が分かると、中古電子ピアノ選びが圧倒的に楽になる!

型番のルールを少し知っているだけで、目の前にある機種が「どちらが新しいか」「どちらが上位グレードか」「木製鍵盤が搭載されているか」などをある程度予測できるようになります。

例えば、「レッスン用に、しっかりした木製鍵盤のクラビノーバを中古で安く探したい」という場合には、「CLPシリーズの中で、真ん中の数字の十の位が『4』以上のもの(例:CLP-645やCLP-745)」を中心に狙いを定めて探すことができます。

数ある中古市場の中から、自分の希望にぴったりの電子ピアノを効率よく見つけられるようになります。

メーカーごとの詳細な型番の見方は別記事で解説

ここまで電子ピアノの型番の基本的な考え方をご紹介しました。

実際にはメーカーごとに型番の付け方のクセや、さらに細かなルールが存在します。

そこで、メーカー別のさらに詳しい解説記事もご用意しています。

それぞれのシリーズの特徴や、鍵盤・音源の違いについてさらに深掘りして解説していますので、購入検討の際はぜひ参考にしてください。

型番選びや機種選びに迷ったら、お気軽にご相談ください

型番の仕組みが分かっても、

  • 「自分の用途(子どもの習い事、大人の趣味など)にはどの機種が合う?」
  • 「予算〇万円で一番おすすめの中古モデルはどれ?」
  • 「この型番とあの型番、具体的に何が違うの?」

と迷ってしまう方も多いと思います。

当店は、中古電子ピアノの販売・買取の専門店です。これまで多くのお客様の「後悔しない機種選び」をお手伝いしてきました。

ご予算や設置スペース、ご希望の機能(木製鍵盤がいい、夜間にヘッドホンで弾きたいなど)をお知らせいただければ、最適な電子ピアノをご提案させていただきます。

どうぞお気軽にご相談ください!

取扱の電子ピアノはこちら