ヤマハ電子ピアノの型番の見方|CLP・YDP・CSP・CVPシリーズ

ヤマハの電子ピアノを探していると、
- 「CLP-845」
- 「YDP-165」
- 「CSP-255」
- 「CVP-905」
など、さまざまな型番が登場します。
初めて電子ピアノを購入する方にとっては、
- 「どれが新しいモデルなの?」
- 「数字が大きい方が高性能?」
- 「CLPとYDPは何が違うの?」
と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
実はヤマハの電子ピアノの型番には、知っておくと得をする「一定の法則」があります。型番の意味が分かると、希望の機能や予算に合った機種を驚くほど探しやすくなります。
今回は、中古市場でも大人気のヤマハ電子ピアノの型番の見方を分かりやすく解説します。
ヤマハ電子ピアノの型番は「シリーズ名+数字」で構成されている
ヤマハの電子ピアノは基本的に、「シリーズ名」「型式(数字)」「カラー(アルファベット)」の3つで構成されています。
例えば、「CLP-845R」という型番の場合、以下のように分解できます。
- CLP → シリーズ名(クラビノーバ)
- 845 → 型式(世代やグレード)
- R → カラー(ローズウッド調)
まずは、最初のアルファベットが表す「シリーズ」の特徴から見ていきましょう。
ヤマハの主なシリーズ一覧
ヤマハの主力である「クラビノーバ(Clavinova)」ブランドは、用途に合わせて3つのシリーズ(CLP・CSP・CVP)に分かれているのが大きな特徴です。
- CLPシリーズ(クラビノーバ): ヤマハの据え置き型の定番・主力シリーズ。レッスン用途から本格的な演奏まで幅広く対応しており、中古市場でも圧倒的な人気を誇ります。迷ったらまず検討したいシリーズです。
- CSPシリーズ(クラビノーバ): スマートフォンやタブレットと高度に連動し、流れる光(ストリームライツ)で弾く鍵盤をガイドしてくれるシリーズ。楽譜が苦手な方や、大人になってから趣味でピアノを始めたい方に最適です。
- CVPシリーズ(クラビノーバ): 多彩な楽器音や自動伴奏機能、録音機能などを贅沢に詰め込んだ多機能シリーズ。ピアノ演奏だけでなく、アンサンブルや作曲など幅広い音楽遊びが楽しめます。
- YDP(アリウス): 機能を絞ることで価格を抑えたエントリーシリーズ。すっきりしたデザインで、初めてのレッスン用電子ピアノとして根強い人気があります。
- Pシリーズ: スタンドを取り外して持ち運びができるポータブルピアノ。軽量・コンパクトで省スペースに設置したい方に人気です。
- NU・Nシリーズ(アバングランド): 電子ピアノでありながら、本物のアップライトピアノやグランドピアノの「木製鍵盤アクション機構」をそのまま搭載したハイブリッドピアノ。電子ピアノの最上位クラスです。
中古市場で1番人気!「CLP(クラビノーバ)」シリーズの型番の法則
中古電子ピアノを探す上で、最も流通量が多く、型番の法則を知っておくメリットが大きいのが「CLPシリーズ」です。
現行モデルの「CLP-845」を例に、3桁の数字を分解してみましょう。
- 「8」(百の位) → 800シリーズ(現行世代)を表す
- 「4」(十の位) → グレード(性能ランク)を表す
- 「5」(一の位) → 近年のモデルに共通する数字(※CLP-400番台までは末尾が「0」でしたが、CLP-500番台以降は下1桁が「5」に統一されています)
⚠️ 【中古選びの注意点】30年以上前の古い「型番被り」に注意!
現行の最新世代は「800番台(末尾5)」ですが、中古市場やオークション等で稀に「CLP-820」や「CLP-840」といった型番を見かけることがあります。これらは30年以上前(1990年代後半)に発売された旧型のモデルです。近年のモデルは下1桁が必ず「5」になりますので、混同しないようご注意ください。
1. 百の位を見れば「世代(新しさ)」が分かる
CLPシリーズは、百の位の数字を見るだけで、そのピアノがいつ頃の世代のモデルなのかがひと目で判別できます。
- 800シリーズ: 現行モデル
- 700シリーズ: 1世代前(型落ち)
- 600シリーズ: 2世代前
- 500シリーズ: 3世代前
例えば、CLP-845 と CLP-745 を比べた場合、十の位が同じ「4」なので、性能ランクは同じまま「745の方が1世代古い(型落ち)」ということが分かります。
2. 十の位を見れば「グレード(鍵盤・スピーカー)」が分かる
CLPシリーズでは、十の位の数字が大きくなるほど上位グレードになり、スピーカーの数、音源の質、あるいは「鍵盤の材質」が豪華になります。
| 型番(現行例) | 鍵盤の種類 | スピーカー数 | 特徴 |
| CLP-825 | 樹脂製鍵盤 | 2つ | 機能を絞ったコンパクトな最安モデル |
| CLP-835 | 樹脂製鍵盤 | 2つ | 響きを強化したスタンダードモデル |
| CLP-845 | 木製鍵盤 | 4つ | 木製鍵盤搭載の本格レッスンの基準モデル |
| CLP-875 | 木製鍵盤 | 6つ | グランドピアノのタッチと響きを再現 |
| CLP-885 | 木製鍵盤 | 6つ+α | 最高のタッチと音響を備えたフラッグシップ |
💡 中古で探すなら「十の位が『4』以上」の木製鍵盤モデルがおすすめ!
当店でも特にお問い合わせが多く、入荷するとすぐに売れてしまうのが「十の位が『4』以上のモデル」です。
ヤマハのCLPシリーズは、下から2つ目までのグレード(25、35など)は樹脂製鍵盤ですが、真ん中のグレード(45)から上が「木製鍵盤」になります。
アコースティックピアノに近い本格的なタッチを求める方は、木製鍵盤を搭載した以下のモデルを中心に探すと、購入後の満足度が非常に高くなります。
- 現行世代: CLP-845、CLP-875
- 1世代前: CLP-745、CLP-775
- 2世代前: CLP-645、CLP-675
⚠️ ここが盲点!世代によって違う「Bluetooth機能」の罠
中古のCLPシリーズ(特にスタンダードクラス)を検討する際に、必ず確認しておきたいのが「Bluetooth(ブルートゥース)機能」の有無です。スマホの音楽をピアノのスピーカーから流して合わせて弾きたい方に人気の機能ですが、型番によって搭載状況が異なります。
- CLP-635 / CLP-735: Bluetoothオーディオ 非搭載
- CLP-645 / CLP-745: Bluetoothオーディオ 搭載(木製鍵盤グレード以上)
- 現行800シリーズ(825、835含む): 全機種でBluetooth標準対応
このように、一世代・二世代前のモデルでは「十の位が『3』のスタンダードクラス(635や735)」にはBluetoothがついていません。「Bluetooth機能は絶対に欲しい!」という場合は、現行の800シリーズを選ぶか、旧世代であれば「十の位が『4』以上(645や745)」のモデルを選ぶ必要があります。
知っておくと得する!「島村楽器限定モデル」の見分け方
ヤマハのクラビノーバには、大手楽器店「島村楽器」とコラボレーションした限定モデルが存在します。
- 通常モデル:
CLP-845 - 島村楽器限定モデル:
SCLP-8450
このように、頭に「S」が付き、数字が「4桁(末尾が0)」になるのが特徴です。
基本性能はベースとなったCLPシリーズとほぼ同じですが、内蔵されているピアノ音色の数が多かったり、操作パネルが日本語表記になっていたりと、独自の工夫が施されています。
YDP・CSP・CVP・Pシリーズの型番の特徴
CLP以外のシリーズは、比較的シンプルなルール、または少し変則的なルールになっています。
YDP(アリウス)シリーズ
現行の「YDP-165」や「YDP-145」のように3桁の数字で構成されています。
真ん中の数字(十の位)がグレードを表しており、「4」よりも「6」の方がアンプ出力が大きく、よりしっかりした鍵盤が搭載されています。基本的には、後継機が出るたびに末尾の数字が更新されていくシンプルな構成です。
CSP・CVPシリーズ(クラビノーバ)
どちらも数字が大きいほど上位機種(高性能・高価格)と考えて問題ありません。ただし、モデルチェンジごとに型番の桁数やルールがガラッと変わることがあるため、中古で検討する際は「何年発売のモデルか(世代)」を合わせて確認するのがおすすめです。
Pシリーズ(ポータブル)
持ち運びタイプのPシリーズ(P-145、P-225、P-525など)は、時代によって型番の付け方のルールが変わるため、やや複雑です。基本的には数字が大きいほど上位モデルですが、中古で探す場合は型番だけでなく「発売時期」や「現行モデルかどうか」をカタログ等で確認すると安心です。
型番のルールが分かると、中古選びの「迷い」が消える!
型番の法則が頭に入ると、中古電子ピアノのスペックがひと目で透けて見えるようになります。
例えば、よくあるお悩みとして、
- CLP-645(2世代前だけど、木製鍵盤でBluetoothも使えるミドルクラス)
- CLP-735(1世代新しくなったけど、樹脂製鍵盤でBluetoothは使えないスタンダードクラス)
この2つが中古市場で同じくらいの価格で並んでいた場合、「自分は年式が新しい方がいいか、それとも鍵盤のタッチ(木製)やBluetoothなどの利便性を重視したいか」という明確な基準で、失敗のない選択ができるようになります。
膨大な中古市場の中から、あなたのご予算と希望にピッタリの1台を効率よく見つけてみてください。
ヤマハの電子ピアノ選びで迷ったら、プロにご相談ください
ヤマハの電子ピアノは歴史が長くモデル数も多いため、中古市場には新旧さまざまな型番が流通しています。
「子どもが飽きずに続けられるモデルはどれ?」
「CLP-645とCLP-735、我が家の使い方ならどっちがおすすめ?」
「〇万円の予算内で、一番状態の良いクラビノーバを探してほしい」
など、迷うことがあればぜひお気軽に当店へご相談ください!
中古電子ピアノの専門スタッフが、ご予算や用途、設置スペースに合わせて、後悔しない最適な1台選びを全力でお手伝いさせていただきます。
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