電子ピアノの鍵盤(白鍵)の表面

電子ピアノの鍵盤は木製鍵盤・樹脂製鍵盤といった素材の他にも実際に触れる鍵盤の表面にも各メーカーの工夫があります。

一般的にアコースティックピアノでは白鍵表面はアクリル素材(ツルツル光る素材)と象牙調の素材(ザラザラ光らない素材)があります。
電子ピアノの表面にも白鍵の表面が『ツルツル』と『ザラザラ』という触った感じがあります。

ツルツル

電子ピアノのスペック表の鍵盤部分に特に何も記載がない場合はツルツル鍵盤です。

アクリル素材のメリットは「価格」と「白さ」でしょうか。特別な加工がされていないので、お手頃価格の電子ピアノはこのツルツル鍵盤になります。
また、白く輝く鍵盤の美しさ(日焼けはありますが…)も維持できます。

電子ピアノの場合は多くの機種で鍵盤そのものが樹脂製(プラスチック製)なので、一般的にはツルツル素材です。

ザラザラ

スペック表の鍵盤部分に「象牙調」と呼ばれるのが白鍵をザラザラに加工されている電子ピアノです。

ザラザラ素材のメリットは「汗で滑らない」ことです。長時間演奏していると指にも汗をかくので滑りやすくなってしまいます。その滑り止め効果のほか、そのザラザラ感は指が鍵盤が吸い付くようになるので、鍵盤をより繊細に感じることができます。

もちろん加工されているので高価になり、鍵盤が汚れやすいというデメリットもあります。

お勧めはザラザラ鍵盤だけど、、、

象牙調鍵盤も現在はヤマハYDPシリーズやローランドRPシリーズといったお手頃価格のモデルでも採用されています。

汗で滑って弾きづらいということも無くなり負担も軽減されるので、お勧めは「ザラザラ鍵盤(象牙調鍵盤)」ですが、アップライトピアノやグランドピアノの多くはアクリル素材(ツルツル)なので、それに合わせるのもいいでしょう。

店頭では実際に鍵盤を触ることが出来ますので、是非触ってみてください!

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