電子ピアノに最適なヘッドホンとは

電子ピアノのメリットの1つが音量を調節出来ることです。音を全く外に出さずにヘッドホンやイヤホンを使って演奏することが出来ます。

もちろん電子ピアノにも高級なヘッドホンがあれば電子ピアノの音が良く聞こえるようになります。しかし、本当に電子ピアノに最適かと言われれば必ずしもそうではありません。

今回は電子ピアノに最適なヘッドホンを考えてみます。

有線接続で。

日常でワイヤレスのヘッドホンも当たり前のように使えるようになってきましたが、残念ながら遅延が生じるBluetoothは楽器演奏には適していません。

電子ピアノにBluetooth機能が付いていますが、電子ピアノが受信側なので、音を送信してくれるわけではありません。現在は楽器演奏用としてのワイヤレスヘッドホンもありますが、かなり高価な機種なので、万人にオススメとはいきません。

電子ピアノのワイヤレスヘッドフォンについてはこちら

やはり電子ピアノでは従来の有線接続がいいでしょう。

ただし、優先接続もケーブルの長さには注意してください。

電子ピアノでは演奏の邪魔になるので、背面からケーブルを通す必要があります。長さは最低でも1.5mは欲しいとことです。

オススメは開放型

ヘッドホンの種類は大きく分けると密閉型(クローズド)、開放型(オープンエアー)になります。

密閉型は遮音性が高いので小さい音や迫力のあるサウンドが特徴です。しかし、その分重量や低音部が強調されるようになります。

それに対し、開放型は重量も軽く、音がこもらずに自然な音の広がりになるのが特徴です。その分、音漏れがあります。

屋外での使用や、スタジオなどでのマイクでの録音となると密閉型の方がいいでしょう。

基本的には密閉型でも開放型でもどちらでも使用できます。

しかし、電子ピアノを演奏するのは屋内なので、音漏れの心配も気にする必要がなく、音の広がりがあり、重量などによる頭部の圧迫感も少ないほうがいいので、やはりオススメは開放型です。

電子ピアノに適したヘッドホンとは

一般的に使用されるのは「リスニングヘッドホン」と呼ばれるもので、日常的に音楽を聞く上で最適にチューニングされており、完成された音楽を聞くことが目的になります。

しかし、楽器の演奏で必要なのは演奏する繊細な強弱、低音から高音まで幅広い音域に対応することです。弾いた音が素直にそのまま耳に聞こえることが楽器用ヘッドホンで求められます。

低音を強く弾いたときに音割れしないのは当然ですが、逆に高音を小さく弾いてしっかりと音が伸び、その空気感も分かるかどうか。低音から高音までバランスよく聞こえるヘッドホンが求められます。

また、長時間の演奏でも疲れない重量や耳に負担をかけすぎないことも重要です。

電子ピアノ用ヘッドホンもある

電子ピアノメーカーの作った音をしっかりと聞くことが出来るのが楽器用ヘッドホンです。カワイ、ヤマハ、ローランドでは電子ピアノに最適なヘッドホンが作られています。

ピアノの音に最適にチューニングされているので、是非試してみたいヘッドホンです。

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