CLP-800シリーズは2種類ある!?25年以上前にも存在したCLP-800シリーズ

中古電子ピアノ購入で知っておきたい「型番の落とし穴」

ヤマハのクラビノーバシリーズを調べていると、「CLP-800シリーズ」という言葉を目にすることがあります。

現在のCLP-800シリーズは2024年に発売された最新モデルですが、実は過去にも「800番台」のクラビノーバが存在していました。

中古電子ピアノを探すうえで必ず知っておかなければならない知識ではありませんが、この違いを知っているだけで機種選びの失敗を防ぎやすくなります。

今回は中古電子ピアノ専門店の視点から、「CLP-800シリーズの見分け方」と「旧800番台をおすすめしない理由」について解説します。

結論:CLP-800シリーズには新旧2種類が存在する

現在「CLP-800シリーズ」と呼ばれているのは、2024年発売の現行シリーズです。

しかし、過去にも同じ800番台のクラビノーバが発売されていました。

① 現行のCLP-800シリーズ(2024年発売)

現在販売されているCLP-800シリーズはこちらです。

  • CLP-825
  • CLP-835
  • CLP-845
  • CLP-875
  • CLP-885

CLP-700シリーズの後継として登場した最新モデルで、ヤマハの最新技術が投入されています。

② 旧800番台(1998~2000年頃発売)

一方、こちらは約25年以上前のクラビノーバです。

  • CLP-820
  • CLP-840
  • CLP-860

名前は似ていますが、現行のCLP-800シリーズとはまったく別世代の電子ピアノです。

「820」と「825」はたった5番違いではない

例えば、

  • CLP-820
  • CLP-825

という型番を見ると、

「少し古いモデルかな?」

と思うかもしれません。

しかし実際には、

  • CLP-820:1998年頃
  • CLP-825:2024年

と約26年もの差があります。

型番だけを見ると近い存在に見えますが、実際にはまったく異なる世代の電子ピアノです。

中古電子ピアノを探す際は、数字だけでなく発売年も確認することをおすすめします。

中古電子ピアノ専門店から見ると旧800番台はおすすめできない

ここまで読むと、

「CLP-820やCLP-840が安く手に入るならお得なのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし中古電子ピアノ専門店として正直にお伝えすると、現在これらの機種を積極的におすすめすることはありません。

理由は発売から25年以上が経過しているためです。

メーカー修理対応は終了

旧800番台シリーズはメーカー修理対応期間を大幅に過ぎています。

万が一故障した場合、修理できない可能性が高く、長期間の使用を前提とした購入には向いていません。

現在の中古市場では処分対象の世代

当店では電子ピアノの買取や引き取りも行っています。

しかしCLP-820・CLP-840・CLP-860といった旧800番台シリーズは、現在の中古市場では商品価値が残っている機種とは言えません。

実際に査定のご相談をいただいても、買取金額が付くことはなく、運搬費や処分費の関係で査定額はマイナスになります。

つまり「売ればお金になる電子ピアノ」ではなく、「処分費用を考える時期に入った電子ピアノ」というのが現実です。

現在のエントリーモデルの方が優秀

発売当時のCLP-820やCLP-860は高級電子ピアノでした。

しかし現在のCLP-825と比較すると、

  • 音源
  • 鍵盤機構
  • スピーカー性能
  • ヘッドホン音質
  • 操作性

など、あらゆる面で進化しています。

「昔の高級機だから良いだろう」

という考え方は、電子ピアノに関しては必ずしも当てはまりません。

CLPシリーズの型番ルールを知ると見分けやすい

近年のCLPシリーズには一定の法則があります。

下1桁は基本的に「5」

例えば、

  • CLP-845
  • CLP-745
  • CLP-645
  • CLP-635

などです。

そのため、CLP-820のような型番を見ると、現行シリーズとは異なる世代だと判断しやすくなります。

下2桁でグレードが分かる

近年のCLPシリーズはおおよそ次のような位置付けです。

  • 8:最上位モデル
  • 7:上位モデル
  • 4:木製鍵盤モデル
  • 3:樹脂鍵盤モデル
  • 2:エントリーモデル(CLP-825)

中古モデルを比較する際にも役立つ知識です。

型番末尾のアルファベットはカラーを表す

CLPシリーズでは末尾のアルファベットでカラーを判別できます。
CLP-500シリーズ以降では以下のように最後にアルファベットがついています。

  • R:ローズウッド調
  • B:ブラックウッド調
  • DW:ダークウォルナット調
  • WA:ホワイトアッシュ調
  • PE:黒鏡面艶出し
  • M:マホガニー調

同じ機種でもカラーによって人気や価格が変わることがあります。

SCLPシリーズにも注意

CLPシリーズには島村楽器限定モデルのSCLPシリーズも存在します。

例えば、

  • SCLP-8350
  • SCLP-8450

などです。

基本性能は通常のCLPシリーズと近いものの、

  • 日本語表示パネル
  • 限定カラー(WH、DA、EMなど)
  • オリジナル音色

などの違いがあります。

中古で探す際にはこちらも確認しておくとよいでしょう。

中古でCLPシリーズを探す際のチェックポイント

中古電子ピアノを探す際は、以下の項目を確認しましょう。

□ 発売年を確認する

□ CLP-820・840・860ではないか確認する

□ 型番を最後まで確認する

□ 木製鍵盤か樹脂鍵盤か確認する

□ カラー表記を確認する

□ SCLPシリーズかどうか確認する

まとめ

現在のCLP-800シリーズは、

  • CLP-825
  • CLP-835
  • CLP-845
  • CLP-875
  • CLP-885

です。

一方、

  • CLP-820
  • CLP-840
  • CLP-860

は25年以上前の電子ピアノです。

名前は似ていますが、両者はまったく別世代の機種です。

中古電子ピアノ専門店としての結論をお伝えすると、旧800番台は現在おすすめできる機種ではありません。

メーカー修理は終了しており、中古市場では査定額がマイナスになる世代です。

もし中古でCLP-800シリーズを探しているのであれば、型番だけで判断せず、発売年まで確認したうえで選ぶことをおすすめします。

当店では中古電子ピアノ専門店として、年式や状態だけでなく、今後どれくらい安心して使えるかという視点でもご案内しております。

機種選びで迷った際はお気軽にご相談ください。

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