【2026年10月版】ヤマハ CLP-635は今でも買い?CLP-836・CLP-826登場で注目したい中古クラビノーバ

ヤマハの電子ピアノ「クラビノーバ」シリーズは、鍵盤や音源、スピーカーシステムなどを進化させながら、グランドピアノに近い演奏体験を追求してきました。

2026/10/22には、新モデルのCLP-836・CLP-826が発売されます。2024年発売のCLP-835・CLP-825からはマイナーチェンジにあたるモデルですが、これによってCLP-800シリーズも新しい世代へと移行します。

新型が登場すると、旧モデルの魅力は薄れてしまうのでしょうか。

実は、必ずしもそうとは限りません。

新しいモデルでは機能が改良される一方、新品の購入価格も重要なポイントになります。予算を抑えながら、より上位のシリーズならではの鍵盤や音源を楽しみたい方にとっては、中古電子ピアノも有力な選択肢です。

そこで今回は、2017年発売のヤマハ CLP-635に注目します。

新型CLP-836・CLP-826との違いも踏まえながら、今あらためてCLP-635を選ぶメリットと、中古で購入する際に確認したいポイントを紹介します。

CLP-635とは?今でも魅力のあるクラビノーバ

CLP-635は、2017年に発売されたヤマハのクラビノーバ CLP-600シリーズのモデルです。

上位シリーズならではの鍵盤や音源、演奏をサポートする機能を備えながら、現在では中古で購入できるようになっています。

主な特徴は次のとおりです。

  • GH3X鍵盤を搭載し、グランドピアノに近いタッチを追求
  • ヤマハ CFXとベーゼンドルファー インペリアルのピアノ音源を搭載
  • グランドピアノの複雑な共鳴を再現するVRMに対応
  • ヘッドホン使用時に自然な音の広がりを再現する機能を搭載
  • 88鍵盤、3本ペダル、ハーフペダルに対応
  • USBオーディオレコーダーを搭載し、演奏をWAV形式で録音可能

発売から年数は経過していますが、ピアノ演奏に関わる機能は充実しています。

特に注目したいのは、単に鍵盤数や音色数が多いということではなく、鍵盤のタッチや音の響きにこだわった設計です。

樹脂製鍵盤でも、鍵盤の構造はしっかりしている

CLP-635の鍵盤は、グレードハンマー3エックス(GH3X)鍵盤です。

鍵盤表面は象牙調・黒檀調仕上げで、白鍵・黒鍵ともに木製鍵盤ではありません。しかし、鍵盤の素材だけで演奏感が決まるわけではありません。

GH3X鍵盤は、低音域から高音域にかけて鍵盤の重さが変化する設計で、エスケープメント機構も備えています。

そのため、樹脂製鍵盤だからといって、単純な入門用電子ピアノと同じように考える必要はありません。

もちろん、木製鍵盤を採用した上位モデルとは、構造や指先に伝わる感触に違いがあります。ただし、電子ピアノを選ぶ際には、鍵盤の素材だけでなく、鍵盤機構や重さ、戻り方なども含めて比較することが大切です。

鍵盤の素材よりも、実際に弾いたときの感触を重視したい方にとって、CLP-635は比較する価値のあるモデルです。

CFXとベーゼンドルファーの2つのピアノ音源

CLP-635は、ヤマハのコンサートグランドピアノ「CFX」と、オーストリアの名門ブランド「ベーゼンドルファー インペリアル」の音色を搭載しています。

それぞれ異なる音色の個性を持っており、曲や好みに合わせて使い分けられます。

さらに、弦や響板などの共鳴をシミュレーションする「バーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)」にも対応しています。

ピアノの音は、鍵盤を押したときに発生する音だけで成り立っているわけではありません。弦の振動がほかの弦や響板に伝わり、複雑な響きが生まれます。

CLP-635では、こうした共鳴を再現することで、より豊かな響きを目指しています。

新しい電子ピアノにも魅力的な音源や音響技術が搭載されていますが、CLP-635もピアノらしい響きを楽しむための機能を備えています。

ヘッドホンでも自然な響きを楽しめる

電子ピアノを選ぶ際、ヘッドホンでの演奏を重視する方も多いのではないでしょうか。

CLP-635には、ヤマハ CFXの音色をヘッドホン向けに収録した「CFXバイノーラルサンプリング音源」が搭載されています。

通常、ヘッドホンでピアノの音を聴くと、左右の耳に直接音が届くため、スピーカーで聴く場合とは音の感じ方が異なります。

バイノーラルサンプリングでは、ヘッドホンで聴いた際にも、目の前でピアノが鳴っているような自然な臨場感を目指しています。

夜間の練習や、周囲への音を気にせず演奏したい方には、うれしい機能です。

CLP-836・CLP-826の登場で何が変わる?

2026年10月22日に発売されるCLP-836・CLP-826は、従来のCLP-835・CLP-825をベースにした新モデルです。

今回の大きな変更点のひとつが、白鍵の側面に木材を採用したことです。

ここで注意したいのは、木材を使用した鍵盤と、木製鍵盤は同じではないという点です。

CLP-836・CLP-826は、白鍵の側面に木材を使用していますが、鍵盤全体が木材でできているわけではありません。

鍵盤機構には、従来モデルと同じグランドタッチ-S鍵盤が採用されています。

木材を使用することで、オクターブ演奏時などの指あたりをより自然にすることが目指されていますが、鍵盤機構そのものが全面的に変更されたわけではありません。

そのため、鍵盤の素材だけで、従来モデルとまったく異なるタッチになると考える必要はないでしょう。

もちろん、指先に触れる感触の違いを重視する方にとっては、新モデルを選ぶ理由になります。一方、鍵盤の構造や基本的な演奏感を重視する方なら、従来モデルも比較対象になります。

新型の登場によって旧モデルがすべて劣るというわけではなく、どの部分に価値を感じるかによって選び方が変わってきます。

新品の価格が上がるなか、中古クラビノーバの魅力は?

新しいモデルを選ぶ際には、性能だけでなく購入価格も考える必要があります。

CLP-836・CLP-826が登場し、新品でクラビノーバを購入する際の選択肢が更新されるなか、予算を抑えたい方にとって中古モデルの価値も見直したいところです。

例えば、CLP-635は中古市場で10万円前後の価格帯が目安となるモデルです。実際の販売価格は、製造年や外装の状態、整備内容、在庫状況によって異なります。

現行のアリウスシリーズと比較する場合にも、価格だけでなく、鍵盤や音源、ヘッドホン機能などを含めて考えることが大切です。

比較するポイントCLP-635(中古)CLP-836・CLP-826(新品)
購入価格中古ならではの価格が魅力新品の購入予算が必要
鍵盤GH3X鍵盤グランドタッチ-S鍵盤(木材使用)
ピアノ音源・表現力CFX・インペリアル、VRMなど新世代の音源・音響設計
接続・機能発売当時の仕様新世代の仕様
状態個体ごとの確認が必要新品
保証販売店の保証内容によるメーカー保証など

※価格は購入時点の販売価格をご確認ください。新品モデルの価格は販売店や仕上げによって異なります。

新型のCLP-836・CLP-826には、木材を使用した鍵盤など新しい魅力があります。しかし、その違いが自分にとってどれほど重要かは、使い方や予算によって変わります。

鍵盤の素材や新しい機能にこだわるなら新型を、価格と基本性能のバランスを重視するなら中古クラビノーバを比較してみるとよいでしょう。



中古でCLP-635を選ぶ際に確認したいこと

CLP-635は2017年発売のモデルです。購入を検討する際には、価格だけでなく、長年の使用による状態の違いにも注意したいところです。

特に確認したいのは、次のような点です。

  • 鍵盤を押したときの反応や戻り方に違和感がないか
  • 演奏中に異音や音の出ない鍵盤がないか
  • ペダルが正常に動作するか
  • スピーカーやヘッドホンから正常に音が出るか
  • 外装の傷や使用感、内部の状態はどうか
  • どのような整備が行われ、保証が付いているか

中古電子ピアノは、同じ型番であっても個体によって状態が異なります。

価格が安くても、購入後に修理やメンテナンスが必要になれば、結果として費用がかかることもあります。

そのため、購入時には本体の状態や整備内容、保証を含めて比較することをおすすめします。

電子ピアノ再生工房では、鍵盤や本体内部のクリーニング、動作確認、必要なメンテナンスを行い、3か月保証を付けて中古電子ピアノを販売しています。

中古だからこそ、購入前にどのような整備が行われているかを確認することが大切です。

まとめ:CLP-635は、価格と性能のバランスで選びたい中古クラビノーバ

2026年10月にCLP-836・CLP-826が登場し、クラビノーバのラインアップは新しい世代へと移行します。

新型では白鍵の側面に木材が採用されるなど、よりグランドピアノらしい弾き心地を追求した改良が加えられています。

一方、CLP-635も、GH3X鍵盤やCFX・ベーゼンドルファーのピアノ音源、VRM、CFXバイノーラルサンプリングなど、演奏を楽しむための機能を備えたモデルです。

新しい機能や素材に価値を感じる方には現行モデルが向いていますが、価格を抑えながらクラビノーバならではの演奏性能を求める方には、中古のCLP-635も検討する価値があります。

新しいモデルかどうかだけでなく、価格差に見合う機能が自分に必要かどうか。

その視点で比較すると、中古電子ピアノの選択肢はさらに広がります。

電子ピアノ再生工房では、ヤマハをはじめとする国内メーカーの中古電子ピアノを取り扱っています。

CLP-635をはじめ、クラビノーバの中古モデルをお探しの方は、ぜひ在庫一覧もご覧ください。