電子ピアノマットは必要？

電子ピアノを使用するにあたって、電子ピアノの下に敷くマットは必要なのでしょうか？

今回は必要かどうかを考えてみたいと思います。

結論は「あった方がいい」

結論としてはマットはあった方がいいです。

電子ピアノ用マットは防音・防振効果や床への防傷効果があります。やはりそこは気になるところなので、敷いておいた方がいいでしょう。

まずはその効果と正しい使用方法について考えてみます。

防音効果とは？

まずはマットの防音効果からです。

マットは下に敷くものなので、大きい音量で弾いたものが、隣の部屋ではピアノを弾いた音量が小さくなるというものではありません。

床を伝わる振動・騒音を軽減する事が目的です。

ピアノは弾くときの打鍵する音や、ペダルを踏む音が結構響きます。特にペダルについてはドンドンと足踏みをしているような音です。家の中をドタドタ走り回るとうるさいですよね。そこから守る事が目的です。

隣の部屋でも階下でもピアノの音量ではなく、振動音が響くことになります。

もちろんペダルを優しく踏む事ができればいいですが、それは演奏に集中できる状況とは言えません。

床を伝わる音というのは思いの外響きます。ピアノ演奏時の振動（強く弾いた時やペダルを踏んだ時）する音を軽減するというのが正しい効果となります。

防傷効果とは？

ピアノを弾けば全くの無振動とはなりません。ペダルなども踏むので僅かながら振動します。

電子ピアノはアップライトピアノより重量は軽いため、安定させるために床に接している脚部分の面積も広くなっています。

その広い部分が床に擦れているので、床にも傷がつきやすくなります。

マットを敷くことで、その傷から守ることが出来ます。

カーペット・絨毯でも大丈夫？

カーペットの上に電子ピアノを置くのであればマットを別に購入する必要はないと思います。しかし、電子ピアノをカーペットの上に置かず、電子ピアノ用マットを置くのも考え方の一つだと思います。

電子ピアノ用マットの多くはカーペット素材と防音効果素材の組み合わせ（2層構造）になっているものが多く、より防音に特化しているものが多くなっているからです。

電子ピアノ用マットをオススメする環境

電子ピアノ用マットをおすすめする場合は以下の環境です。

• 下の階に人がいる
• 床はフローリングで傷を付けたくない
• 畳など柔らかい床の上に置く
• 床の振動音が気になる
• 床暖房の上に置く

逆に「床にカーペットが敷いてある」「振動・足踏み音等は特に気にならない」といった場合は無理に必要ないと思います。

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