電子ピアノの操作パネル 使いやすいのは?

電子ピアノを操作するパネル、各メーカーでどれが一番使いやすいのでしょうか?

近年では各メーカーでスマートデバイスを利用し、設定などを行うことができますが、今回は本体のみで出来ることを見てみましょう。

ヤマハ、ローランド、カワイのミドルクラス電子ピアノで特徴と扱いやすさで検証してみます。

使いやすさ1位 ローランド

操作パネルの使いやすさNo.1はローランドです。

ローランドはヤマハ、カワイの電子ピアノと違い、操作ボタンが鍵盤上部に設置されています。

ここがローランドの電子ピアノの特徴ですが、操作パネルって気になっちゃうので、鍵盤カバーで隠すことが出来ます。演奏に集中するために隠す設計になっています。

さらに鍵盤上部にボタンを並べることで、操作できる種類が多いのも特徴です。

例えば「音色を変えたい」と思った時にその音色をすぐに選ぶことが出来ます。

他メーカーだと音色のボタンを押した後に選択する必要がありますが、ローランドはボタンの種類が多いのですぐに選択可能です。

また、パネル部分も日本語表記になっており、分かりやすいのも魅力的です。

※パネル表記日本語はヤマハでもSCLPが日本語表記ですが、通常のCLPだと英語表記です。

ボタンも大きくて押しやすく、操作が直感で行えるように種類も多いので操作のしやすさという面に関してはローランドです。

やはりデジタル楽器の先駆者でもあるローランドは電子ピアノも操作しやすいです。

2位 ヤマハ

ヤマハの電子ピアノ(CLPシリーズ)は鍵盤左側に設置されています。

演奏や録音に関するボタンがメインで配置されています。

基本操作は上下左右のカーソルボタンを使用し、パネルに表示されたものを選びます。

色々と細かい選択をすることが出来ますが、何がどこにあるのかは「説明書」が必須なので、直感を頼りにやると分からなくなってしまいます。

選択する階層も深く、ちょっと分かりづらいというのも否めないです。

3位 カワイ

カワイの電子ピアノも鍵盤左側に設置されています。

操作パネルは演奏時の集中の妨げにならないよう、省スペースに作られているのか、かなりコンパクトです。

「ピアノ」ということに関しては評価が高いカワイですが、「操作」ということに関すると扱いが難しいかもしれません。

パッと見だと分からなく、細かい設定についてはやりづらいという印象です。

やはり電子ピアノならではのデジタル部分を楽しむというよりは、純粋にピアノの機能を追い求めた感じが強いのがカワイです。

電子ピアノを使いこなすのに、直感を重視するのであればローランド、ピアノでも「電子ならでは」を楽しむことができるようになっているのがヤマハ、「電子ならでは」の部分が必要ないのであればカワイという印象です。

もちろんピアノ音やタッチの好みで選ぶのが王道中の王道ですが、操作しやすさも選択方法の1つに付け加えてみてください。

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