電子ピアノでDTM
DTM(デスクトップミュージック)は音楽を作ったり、録音したり、そのような音楽制作をパソコンで行うことです。電子ピアノでDTM、つまりPCで音楽制作をしたい場合はどうすればいいのでしょうか。
電子ピアノなのでパソコンに繋いで色々出来ますが、そこにはもちろん注意するべきことがあります。
その注意点をまとめてみます。
まずは「USB TO HOST」
最初にチェックするのが「USB」の有無です。PCと電子ピアノが繋がらないのでは使えません。
MIDI端子からMIDIインターフェースを繋いで、、、というのも出来ますが、シンプルにUSBケーブル1本で繋ぐことが出来る「USB TO HOST」を確認しましょう。
機種によっては名称が「USB Computer」になっていることもあります。
ただしUSB接続でも「USB TO DEVICE 」は違います。これは演奏をUSBメモリなどに保存するものなので、パソコンとは繋がりません。
電子ピアノは入力用
ここが一番厄介なところです。
電子ピアノ単体ではDTMで入力(演奏データを入力)することは出来ますが、USBケーブルだけでは電子ピアノの音を録音することは出来ません。
※一部上位機種ではできるものもあります。こちらはヤマハのUSBオーディオ通信が出来る機種です。
「演奏データ」と「音」は全く別物です。
電子ピアノは「演奏データ」をパソコンに入れることはできますが、「音」にはなっていません。
電子ピアノだけでは音データにならないので、「CDにしたい」「YouTubeなどにアップロードしたい」というのは残念ながら難しいです。
オーディオインターフェースを用意しよう
演奏データを音に変えるために必要なのが「オーディオインターフェース」です。
オーディオインターフェースは音をパソコンに取り込む機器です。これがあると電子ピアノも「音」としてパソコンに取り込むことができます。
電子ピアノの出力(Phones端子など)からオーディオインターフェースに繋ぐと、電子ピアノの音をそのままパソコンに録音することが可能なので、そこからCDにしたり、動画を作ったりすることが可能です。
オーディオインターフェースは安いもので1万円くらいからあります。
必要なもの
電子ピアノでDTMに必要なものは下記です。
- 電子ピアノ本体(USB TO HOST端子付き)
- パソコン
- 録音用ソフト(DAWと呼ばれるソフト)
- オーディオインターフェース
- ケーブル(オーディオインターフェースと電子ピアノを繋ぐ)