カワイCA59とCA501の比較

カワイから2023年モデルのCA501が発売されました。旧モデルのCA59と比較してみます。

主な変更点

CA59の発売から約3年。モデルチェンジし後継機種のCA501が発売されました。

CA5シリーズは上面放射スピーカー搭載した4スピーカーシステムです。グランドピアノは、大面積の響板全体から上下方向に音が放射されるので、その音響を再現した電子ピアノです。

今回の変更点は下記の様になっています。

• カワイの最高峰のフルコンサートピアノSK-EXの音を新たにサンプリングした音色「SK-EXコンクールグランド」を搭載し、「SK-EXコンサート」が無くなりました。
• オンキヨーテクノロジーが無くなっていますが、これは上位機種も含めて全て無くなっています。
• 音色数が44音色から45音色に増えています。
• 下方向スピーカー（ウーファー）に音を拡散させるディフューザーが搭載されました。
• ソフトペダルがハーフ奏法に対応しました。
• MIDI端子が無くなりました。
• 奥行きが約2cm、高さが1.5cm大きくなっています。
• BluetoothAudioからaptXが無くなりました。
• 消費電力が30Wに増えています。
• 譜面ストッパーが新たに取り付けられました。
• 付属ヘッドホンがSH-2NからSH-3Bにグレードアップ。
• 価格が30,800円上昇。

CA4シリーズのモデルチェンジよりも変更点が多くなっています。

大幅なモデルチェンジではなく、CA59がコロナ禍前のモデルなので実質値上げともいえますが、BluetoothやMIDI端子の機能を制限することで値上げを抑え、4スピーカーでも上位機種と変わらないアコースティック感を追求しているという印象です。