大竹耕太郎投手のキャンプ用キーボードを、電子ピアノ店の目線で見てみた
電子ピアノ専門店の視点で、少しだけ気になった話題を取り上げます。
先日、阪神タイガースの大竹耕太郎投手が、キャンプに鍵盤楽器を持ち込んでいるという記事を目にしました。
阪神・大竹耕太郎 音も球も外さない!? 電子ピアノでリラックス「いろんな楽器をやってみたい」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2026/02/17/articles/20260216s00001173414000c.html
写っているのは、カシオ計算機のミニキーボード「SA-50」です。
タイトルなどでは「電子ピアノ」と表現されることもありますが、
正確にはこのモデルは電子ピアノではなく、ポータブルキーボードに分類されます。
大竹投手は2025年のキャンプでも同じキーボードを持ち込んでいたそうです。

電子ピアノ店から見た「SA-50」はどんな楽器?
結論から言うと、この機種は「しっかり練習するための鍵盤」というより、
移動先で鍵盤に触れるための楽器という立ち位置がとても分かりやすいモデルです。
サイズと持ち運び
まず一番の特徴はコンパクトさです。
- 鍵盤数:32鍵
- 音域は約2.5オクターブ
- 本体重量は約1kg
遠征やキャンプに持ち込むことを考えると、このサイズ感は現実的です。
電子ピアノ(88鍵)とは、用途が完全に別物と言っていいと思います。
電池駆動もアダプターでの使用も可能
SA-50は単三電池で動作します。
- コンセントがなくても使用可能
- 場所を選ばずすぐ弾ける
ホテルの部屋や共有スペースなど、環境を選ばず使える点は、遠征用として非常に相性が良いポイントです。
意外としっかりした中身
小型モデルですが、機能は意外と充実しています。
- 内蔵音色:100種類
- リズムパターン:50種類
- デモソング:10曲
- メトロノーム、テンポ調整機能あり
- オクターブシフト、チューニング機能あり
お手頃価格
「鍵盤が付いているだけの簡易モデル」という印象よりも、きちんと“音楽で遊べる設計”になっています。
価格面についても触れておくと、今回写真に写っているカシオ計算機のSA-50は、メーカー希望小売価格 7,700円(税込) と、
かなり導入しやすい価格帯です。
本格的な電子ピアノと比べると役割はまったく異なりますが、
・持ち運び用
・音確認用
・ちょっとした練習用
と割り切って考えるのであれば、価格と用途のバランスは非常に分かりやすいモデルだと感じます。
電子ピアノとの一番大きな違い
店の立場として、はっきり書いておくと、SA-50は
- 鍵盤のタッチ
- 音の表現力
- ペダル操作
- ダイナミクスの練習
といった部分を重視する
いわゆる電子ピアノの代替にはなりません。
一方で、
- 気軽に弾ける
- 荷物にならない
- 電源を気にしなくていい
という点では、電子ピアノにはできない役割を持っています。
もう一点、電子ピアノ店として補足しておきたいポイントがあります。
このクラスのミニキーボードは、鍵盤練習だけでなく、ボーカルや弾き語り時の音確認用としても、非常に使いやすいモデルです。
SA-50は、
・すぐ電源が入る
・音量も本体ですぐ調整できる
・余計な接続機器が不要
という構成のため、
✔ 歌の音程チェック
✔ コードの確認
✔ メロディラインの確認
といった用途には十分対応できます。「演奏用メイン機」ではなく、音取り・確認用の鍵盤として使う、というイメージが一番近いかもしれません。
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