中古電子ピアノ店がヤマハ・クラビノーバCLP-645、CLP-745、CLP-845を比較する
ヤマハ・クラビノーバCLPシリーズの進化
ヤマハ電子ピアノ、クラビノーバシリーズは下2桁が「45」から上の機種で木製鍵盤が搭載されています。今回は現行モデルCLP-845、1世代前モデルのCLP-745、2世代前のCLP-645を比較してみます。



カタログスペックの比較
CLP-645 | CLP-745 | CLP-845 | |
---|---|---|---|
色/仕上げ | ブラックウッド調、ニューダークローズウッド調、ホワイトアッシュ調、ダークウォルナット調 | ブラックウッド調、ニューダークローズウッド調、ホワイトアッシュ調、ダークウォルナット調 | 黒鏡面艶出し、ブラックウッド調、ニューダークローズウッド調、ホワイトバーチ調 |
サイズ (幅 x 高さ x 奥行き) | 1,461 mm x 927 mm x 459 mm | 1,461 mm x 927 mm x 459 mm | 1,450 mm x 927 mm x 460 mm |
質量 | 60.0 kg | 60 kg | 60 kg |
鍵盤 | ナチュラルウッドエックス(NWX)鍵盤、木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き | グランドタッチ-エス鍵盤、木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き | グランドタッチ-エス™鍵盤、木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き |
最大同時発音数 | 256 | 256 | 256 |
音色数 | 36 | 38 | 38 |
アンプ出力 | (25 W + 25 W) x 2 | (50 W + 50 W)x 2 | (45 W + 45 W) × 2 |
スピーカー | (16 cm + 8 cm) x 2 | (16 cm + 8 cm)x 2 | (16 cm ディフューザー付 +8 cm ディフューザー付) ×2 |
Bluetooth | Yes | オーディオ(受信)/MIDI (送受信) | オーディオ(受信)/MIDI(送受信) |
内蔵メモリー | 約1.5 MB | 約1.4MB | 約1.4 MB |
録音曲数 | 250 | 250 | 250 |
録音トラック数 | 16 | 16 | 16 |
消費電力 | 30W | 40 W (電源アダプター PA-500使用時) | 30 W(電源アダプター PA-500使用時) |
上記がカタログスペックになります。カタログ上では進化したことが分からないところが多くなっています。スペック表では書かれていない「進化」も見てみましょう。
譜面台サイズ
譜面台サイズはCLP-645,CLP-745が700mmに対し、CLP-845になって10cmサイズアップ。
A3の横幅が420mmなので、A3を2枚並べて置いても大丈夫です。



本体内部
CLP-645は内部の基板も大きく、パーツ類も多くなっています。CLP-745でそのパーツ類も少なくなっていますが、CLP-845では中央の基盤にほぼ集約されるようになっています。
ICチップが増えているので、電子ピアノの頭脳という部分はそこに集約されるようになっています。パーツ類が少なくなっている印象ですが、全体の重量に変化はありません。



鍵盤
CLP-645はナチュラルウッドエックス(NWX)鍵盤、CLP-745とCLP-845はグランドタッチ-エス鍵盤になっています。どちらもシーソー構造で、エスケープメント機構を搭載しています。
グランドタッチ-エス鍵盤はNWX鍵盤の進化型で、鍵盤の長さが従来よりも長めに設計され、支点の位置がよりグランドピアノに近づいています。



スピーカー
スピーカーのサイズはどれも16cmと変わりません。しかし、CLP-845からディフューザー(音を拡散させる構造)が搭載されているので、カバーが独特な形状になっています。この構造で下方向に放出されるピアノ音も拡散されることになるので、よりリアルな雰囲気を作ることが出来ます。



ペダル
CLP-645、CLP-745のペダルのフレームは金属になっていますが、CLP-845からプラスチック製に変わっています。脚で踏むので強度的な意味では心配になりますが、全体が覆われているので強度は大丈夫ということかもしれません。
また、床が近いので埃などからセンサーを守るという意味でも全体を覆うようにしたと思われます。
※ペダルの色(シルバー/ゴールド)は本体カラーによって異なります。



脚
CLPシリーズに限らず、カワイやローランドでも上位モデルではピアノの重量も重くなるので、脚部分も耐久性があり、なおかつ転倒しづらい構造が必要になります。そのため、サイドパネルと別に、脚部分が手前側に設置される設計になっています。
そのサイドパネルと脚をつなぐパーツがCLP-645,CLP-745では細い部品でしたが、CLP-845は明らかに太くなっています。
また、CLP645、CLP-745では補強金具での構造でしたが、実はこれでは移動させたときに曲がる可能性もあります。CLP-845では金具ではなく、木材自体を太くし、曲がりにくい構造になっています。






その他
Bluetooth
BluetoothのバージョンはCLP-645では4.1、CLP-745では4.2、CLP-845では5.0になっています。
Bluetoothのバージョンが変わっても音色などに変化はありませんが、バージョンが上がれば接続スピード、距離、省電力ということでメリットがあります。
リバーブ
リバーブ(残響音)の種類がCLP-645、CLP-745では6種類ですが、CLP-845は7種類に増えています。
バイノーラルサンプリング
ヘッドホンの音をよりグランドピアノに近づけるため、上下左右をより明確にしたものがバイノーラルサンプリングです。
CLP-645は「CFXグランド」ボイスのみでしたが、CLP-745とCLP-845は「ベーゼンドルファー」も追加されています。
価格
CLP-845の新品価格は約26万円です。一方で、中古価格はCLP-745が約16~18万円、CLP-645が約11~14万円となっています。
新品と中古の違いはありますが、クラビノーバで木製鍵盤を搭載し、なおかつお求めやすく状態の良いものを探している場合は、CLP-645もおすすめです。
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