2025年1月 おすすめの電子ピアノ機種はどれだ!?【最強予算10万円編】
電子ピアノには、ハイグレードモデルからエントリーモデルまで幅広い種類があり、価格も50万円を超えるものから3万円程度で購入できる機種までさまざまです。では、どのような機種を選べばよいのでしょうか?
電子ピアノは決して安い買い物ではないため、購入で失敗したくないものです。そこで、多数の電子ピアノを販売する中古電子ピアノ店の視点から、最もコストパフォーマンスに優れた機種をご紹介します。
予算10万円で購入できる電子ピアノのランクは?
今回は「最強予算10万円編」ということで、ピアノとしてのクオリティーを重視し、スリムタイプやポータブルタイプは除外し、据え置きタイプに限定します。
新品で10万円の予算だと、基本的には88鍵のエントリーモデルが購入可能です。これらの機種は主に樹脂製(プラスチック製)鍵盤を採用し、スピーカーは2個搭載が一般的です。
据え置きタイプでは、ハンマー構造を備えたピアノタッチの鍵盤が搭載され、アコースティックピアノに近い感覚で演奏できる仕様になっています。音色に関しては上位モデルと同じサンプリング音を採用している機種も多く、ピアノの基本性能としては十分です。ただし、スピーカーの数が2個で、アンプ出力も控えめなため、迫力やリアリティのあるサウンドにはやや物足りなさを感じるかもしれません。
一方、中古市場では1世代または2世代前の上位モデルが予算内に入るため、スピーカー4個搭載や木製鍵盤のモデルも選択肢に入れることが可能です。特に、ワンランク上のモデルでは、よりリアルなピアノタッチや迫力ある音響システムが楽しめるため、コストパフォーマンスの面で優れた選択となります。
メーカー別おすすめ電子ピアノ
予算10万円で選べる各メーカーのおすすめモデルを紹介します。
ヤマハ (Yamaha)
10万円の予算では、新品ならアリウス・シリーズ、中古ならワンランク上のクラビノーバ・シリーズも選択肢に入ります。
- 新品:アリウスシリーズ
- YDP-145:8万円台〜
- YDP-165:11万円台〜
- 中古:クラビノーバシリーズ
- CLP-635:約10万円
- CLP-735:約11万円
- CLP-645:約13万円
アリウスシリーズは基本性能が充実したエントリーモデルですが、より電子ピアノの魅力を求めるならクラビノーバシリーズがおすすめです。特に、CLP-645は木製鍵盤を採用し、スピーカー4個搭載で、本格的な演奏を楽しめます。
ローランド (Roland)
ローランドでは、新品ならRPシリーズ、中古ならワンランク上のHPシリーズが狙い目です。
- 新品:RPシリーズ
- RP107:8万円台〜
- RP701:11万円台〜
- 中古:HPシリーズ
- HP605:約10万円
- HP702:約10万円
- HP704:約13万円
ローランドのHPシリーズはモデリング音源を採用し、リアルな音色を楽しめるのが特徴です。特にHP605は、スピーカー6個を搭載した上位モデルで、非常に高品質な音響体験が可能です。
カワイ (KAWAI)
カワイの新品ではCN201が13万円台になるため、予算10万円以内では新品の据え置き型モデルは選択肢に入りません。しかし、中古なら1世代前の木製鍵盤CAシリーズが視野に入ります。
- 中古:CNシリーズ
- CN201:約9万円
- 中古:CAシリーズ
- CA49:約11万円
特にCA49は木製鍵盤を搭載しており、予算を少しオーバーしてもオススメできるモデルです。
当店おすすめランキング
- CA49(カワイ)
- 1世代前のCAシリーズ。木製鍵盤&スピーカー4個搭載。予算を少しオーバーするものの、リアルなピアノタッチと音色を求める方に最適。
- HP605(ローランド)
- 2世代前のHPシリーズ最上位モデル。スピーカー6個搭載で、電子ピアノとしてのクオリティが非常に高い。
- CLP-635(ヤマハ)
- 10万円で買える2世代前のクラビノーバシリーズ。システムをアップデートすればオーディオインターフェースとしても活用可能。
- CLP-735(ヤマハ)
- 予算を少しオーバーするが、年式も新しい1世代前のクラビノーバ。
- CLP-645(ヤマハ)
- 2世代前の木製鍵盤モデル。予算オーバーなのでランク下位にしていますが、10万円の予算なら、もう少し出してでもオススメしたい機種。
電子ピアノ選びは、用途や予算、好みによって異なります。当店では、お客様一人ひとりに最適なピアノを見つけるお手伝いをさせていただきます。お気軽にご相談ください!