カワイ ES60発売
カワイから新開発の鍵盤を採用、よりコンパクトなボディで本格的な弾き心地のポータブル電子ピアノ『ES60』が2024/11/8に発売されます。
ESシリーズはカワイのポータブル電子ピアノタイプです。
ESシリーズはES120Filo、ES920がラインナップされていましたが、そこにES60が加わるようになります。
価格がES120が82,500円、ES60が59,400円なので、低価格帯の気軽に購入できるエントリーモデルとしての位置づけになると思います。
ES60の特長
鍵盤
ESシリーズは全て鍵盤が異なり、ES120は「88鍵 レスポンシブ・ハンマー・アクション・スタンダード」、ES920は「88鍵 レスポンシブ・ハンマー・アクションⅢ」という鍵盤が採用されています。
今回のES60は新たな鍵盤システム「レスポンシブ・ハンマー・アクション・ベーシック(RHB)」を採用することで重量を軽くすることが可能になっています。
1.RHB(レスポンシブ・ハンマー・アクション・ベーシック)鍵盤
新たに開発したRHB鍵盤は、よりコンパクトなボディでもグランドピアノの弾き心地を感じることができるように開発されました。また、電子ピアノは、鍵盤部分の重量が本体重量の多くを占めており、鍵盤部分の軽量化はそのまま電子ピアノ本体の軽量化に直結します。RHB鍵盤はより軽量であるため、『ES60』の本体重量を11.0kgに抑えることができ、高いポータブル性を実現しました。
https://www.kawai.co.jp/news/20241025/
ポータブルタイプの軽さ重視な電子ピアノなのでグランドピアノと同じような感覚にはならないと思いますが、5万円台でポータブルタイプでお探しの場合は鍵盤の重さも十分にあるので魅力的な機種になります。
サウンド
「HI音源(ステレオサンプリング)」が採用され、カワイのフルコンサートピアノSK-EXの音が使用できます。
2.フルコンサートピアノSK-EXの音色を搭載
『ES60』には、近年数多くの国際ピアノコンコールで採用されている当社のフルコンサートピアノSK-EXをサンプリングした音色「SK-EXコンサートグランド」を搭載しています。SK-EXの繊細で伸びやかなピアニシモから、壮大に響き渡るフォルテシモまで、広大なダイナミックレンジの音色をお楽しみいただけます。
https://www.kawai.co.jp/news/20241025/
ES120ではEXのピアノも使用できるので音色数が少なくなっていますが、ピアノの音色は本格的なものを楽しむ事ができます。
ただし、アンプがが10W×2、スピーカーが12cm×2(ES120も同じ)なので、スピーカーで演奏する場合は物足りなさを感じるかもしれません。
機能
スマートフォン等を使用してアプリで音色コントロールなどを行うことができます。
3.コントロールアプリ「PianoRemote」
『ES60』はスマートフォン/タブレット専用のコントロールアプリ「PianoRemote」に対応しています。音色の選択やメトロノーム、ピアノ演奏の録音、収録曲の再生など電子ピアノ内の様々な機能を操作することができます。
https://www.kawai.co.jp/news/20241025/
※電子ピアノ本体と有線ケーブル(USB to HOST)で接続時のみ使用可能。
ポータブルタイプの電子ピアノは操作パネルがなく、Functionボタンを押しながら鍵盤を押すことでその機能が使える機種がほとんどです。
そのため、現在の設定が分かりづらいというのもあります。
そのパネル部分をスマートフォンなどでコントロールすることが出来るようになります。
ただし、ES60はBluetoothのワイヤレス接続ではなく、有線ケーブル(USBケーブル)が必要になります。特にiPhoneやiPadでLightning端子の場合はケーブルも高価なので注意が必要です。
※ES120はBluetooth接続可能です。
ES60はおすすめ?
ES60は下記のような人におすすめです。
- 5万円くらいで新品
- スタンド(別売)に取り付け&取り外しが簡単に行えるもの
- 本体の重量が軽いけれどピアノタッチのもの
- コンパクトなもの
- カワイのピアノの音が好き
逆におすすめできない場合は
- タッチに妥協できない
- サウンドに迫力がほしい
- 多機能(音色やリズムの種類、ワイヤレスなど)
ES60は当店オンラインショップでもご注文できます。