電子ピアノの「AUX」ってなんだ?
電子ピアノには「AUX」と書かれた端子があります。
この「AUX」は一体どのように使うのでしょうか?
AUXは「オグジュアリー」と読む
英語で補助的という意味の「Auxiliary」の頭文字3文字で「AUX」と記載されています。
AUXはそのまま「エー・ユー・エックス」「アウックス」「オークス」などと読む方もいますが、正確には「オグジュアリー」と読みます。
「AUX IN」なら「オグジュアリー・イン」、「AUX OUT」なら「オグジュアリー・アウト」です。
電子ピアノのAUXのよくある使用方法
AUXは「外部機器を使う端子」と思ってもらえれば大丈夫です。
何か別の機器から電子ピアノのスピーカーを使って音を出したいときは「AUX IN」を使います。
電子ピアノに音をインプットするという意味です。
逆に電子ピアノの音を外に出したい場合は「AUX OUT」を使います。
電子ピアノの音を外にアウトプットするという感じです。
譜めくりなどの機器で外部ペダルを使う「AUX PEDAL」を使用します。
外部機器をAUX INに繋いで電子ピアノから音を出す
スマートフォンや携帯音楽プレイヤー、PCから出る音を電子ピアノのスピーカーを使用して大きく音量を出したい場合はAUX INを使用します。
現在のiPhoneなどのスマートフォンはPHONE端子が付いていない機種もあるので、別の接続ケーブルが必要になります。
- スマートフォン(iPhoneなど)
- ウォークマン(ウォークマンなど)
- PC
- デジタル・メトロノームなど
PHONE端子→AUX IN
ステレオプラグを使用
電子ピアノ
電子ピアノの音をAUX OUTに繋いで外部機器で音を出す
電子ピアノの音を別のスピーカーなどを使用して音を出す場合はAUX OUTを使用します。
電子ピアノは演奏者の方にスピーカーが向いているので、広範囲に音を出したい場合など、スピーカーをさらに使用したい場合に利用します。
但し、アンプ付きのスピーカーでないと音は出ないので注意が必要です。
電子ピアノ
AUX OUT→ミキサーのINPUTなど
※アンプが必要
外部スピーカー
便利な使用例
YouTubeやApple Musicなど「この音源に合わせて演奏したい」と思ったときにスマートフォンの音量じゃ小さくてよくわからない・ピアノの音に消されることもありますが、AUX INを使えば電子ピアノで弾く自分の音と一緒にピアノのスピーカーで演奏できるようになります。
電子ピアノのメトロノームの音が気に入らない/小さいので、他のメトロノームを使用したい場合もAUX INを使うことが出来ます。
また、録音機器などを使用し、外部機器の音と同時に録音することも出来ます。
スマートフォンのスピーカーではなく、音楽を高音質スピーカーで聞くだけでもテンションが上がるので、普段聞いている環境から変えてあげるだけでも違った聞こえ方があるので、音楽に対する理解も深まっていくと思います。
接続時の注意!
音量注意
外部機器を接続する場合は必ず音量に注意してください。
AUX INに繋いでも外部機器のボリュームを必ず下げてから再生してください。
過入力だと音が割れて聞こえるほか、スピーカー破損の原因になります。
ケーブルの抜き差し
ケーブルの抜き差しをするときは必ず電子ピアノの音量を0まで下げて行ってください。
抜き差しのときに起こる過入力でスピーカー破損の原因となります。