ローランド LXシリーズ・モデルチェンジ
2024年3月29日(金)にローランドのPremium Home Piano・LXシリーズがモデルチェンジしました。
従来のLX708/LX706/LX705から、LX-9/LX-6/LX-5へとラインナップも変わっています。
LX700シリーズから数字部分が無くなった新LXシリーズは何が変わったのでしょうか。
音源
旧LXシリーズは「ピュアアコースティック・ ピアノ音源」でしたが、新LXシリーズは「ピアノ・リアリティ・モデリング音源」に変わっています。
ピアノ・リアリティ・モデリング音源は2023年に発売されたグランドピアノ型の電子ピアノ、GPシリーズ「GP-6」「GP-9」「GP-9M」に初めて搭載された音源で、2023年1月に発売された「GP-3」にはまだ搭載されていませんでした。
ローランドのピアノ音は独自のモデリング音源で、「ピュアアコースティック・ ピアノ音源」でもその素晴らしさを発揮していましたが、「ピアノ・リアリティ・モデリング音源」ではベースとなるピアノ音をゼロから見直し、響板やフレーム、弦やハンマーなどが干渉し合うグランドピアノ特有の音響特性を忠実に再現したとのことです。
従来モデルLX700シリーズよりさらに豊かな低音域、のびやかな高音域が得られ、音のふくよかさが向上し、音色の強弱変化の幅もさらに広がり、繊細かつダイナミックな演奏が可能になっています。
アンビエンス
アンビエンスとは「環境(その場の空間)」という意味で、ホールや部屋などの残響音(リバーブ)などの環境による音の変化のことを指します。
LX700シリーズでは「ピュアアコースティック・アンビエンス」という名前でしたが、新LXシリーズでは「ピアノ・リアリティ・アンビエンス」に変更されています。
基本的にバリエーションに変化はないので、音源に合わせて最適化したような感じです。
鍵盤
LX705とLX-5では「PHA-50鍵盤(88鍵)」、LX706/LX708とLX-6/LX-9では「ハイブリッド・グランド鍵盤」が使用されているので、鍵盤のそのものには変化がありません。
但し、センサーの高速化が行われているようです。「ハイ・プレシジョン・センシング」と呼ばれるセンサーを搭載し、鍵盤とハンマーの動きをより高精細に読み取り、打鍵の強さをより正しく検出できるようになっているようです。
ヤマハのアバングランドはNU1XAで2つのセンサーを搭載し高精度化していましたが、ローランドも独自のセンサー技術を新機種で搭載してきました。
LX708でも搭載されていた鍵盤振動もLX-9では引き続き搭載されています。
ペダル
ペダルもLX700シリーズと変化はありませんが、こちらも音源に合わせてセンサーがより高精度化しているようです。
さらに実際にペダルを踏むときに含まれるノイズも入っているようで、よりリアルになっているようです。
サウンド
大きな変更はありませんが、スピーカーの設置場所が若干変わったようです。
LX-6については5つのスピーカーになっており、LX-706の6スピーカーシステムから減っています。
低音域のキャビネットスピーカーは大きくて1つのスピーカーの方がいいという判断なのかもしれません。
デザイン
LX700シリーズでは操作パネルに文字が必ずありましたが、新LXシリーズではタッチパネル化しており、演奏に集中するために視界に入らないようになっています。
LX700シリーズでは、国際的なデザイン賞である「iFデザイン賞2019」と、「レッドドット・デザイン賞2019」を受賞しており、新LXシリーズもそのデザインを受け継ぎ、シンプルながらも美しいデザインになっています。
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