2026年1月【徹底比較】予算25万円の電子ピアノ選び

最新CLP-845 vs ローランドLX5 vs 旧フラッグシップCLP-785

― 今、本当に後悔しにくい1台はどれ? ―

はじめに:この価格帯がいちばん悩ましい理由

電子ピアノを探している方が、最も悩みやすいのが25万〜30万円前後のクラスです。

この価格帯になると

  • 木製鍵盤
  • グランドピアノを元にした音源
  • 本格的なスピーカー構成

が一気に揃い、「どれを選んでも良さそう」に見えてきます。

特に比較対象として挙がりやすいヤマハとローランドの新品、ヤマハの中古の次の3台です。

  • ヤマハ CLP-845(最新モデル)
  • ヤマハ CLP-785(1世代前の最上位モデル)
  • ローランド LX5(最新モデル)

「最新モデルが安心なのか?」
「型落ちでも上位機種の方がいいのか?」
「ローランドの表現力って実際どうなの?」

この記事では、スペック表だけでは分かりにくい違いを中心に、選ぶ際の判断材料を整理していきます。

スペック比較(要点のみ)

項目CLP-845CLP-785LX5
鍵盤木製白鍵木製白鍵+重り木材×樹脂
音の作り方サンプリングサンプリングモデリング
スピーカー4基6基+響体構造4基
同時発音数256音256音無制限(ピアノ)
本体の高さ約93cm約103cm約104cm

数字以上に大切なのは、それぞれが「何を重視して作られているか」です。

決定的な違い①:鍵盤タッチ

CLP-785:最も生ピアノに近い操作感

CLP-785は、もともとヤマハの最上位モデルだっただけあり、
鍵盤の完成度はこの3台の中で頭ひとつ抜けています。

  • 鍵盤の支点が長く、奥まで押しやすい
  • 鍵盤内部に重りが入っており、弱い音でもコントロールしやすい

特に
「小さな音をきれいに出したい」
「指の力をそのまま音に反映させたい」
という方には、非常に相性が良い鍵盤です。

CLP-845:扱いやすさと質のバランス

CLP-845も木製鍵盤搭載モデルです。
上位機種ほどの重厚感はありませんが、最新世代では鍵盤構造が見直され、1鍵ごとの重さの違いがより自然になっています。

  • 初心者〜中級者でも違和感が出にくい
  • 長時間弾いても疲れにくい

「本格的だけど、重すぎる鍵盤は避けたい」
という方にはちょうど良いタッチです。

LX5:反応の良さと耐久性が魅力

LX5の鍵盤は、木材と樹脂を組み合わせた構造で、

  • 連打がしやすい
  • クリック感(鍵盤の戻り)がはっきりしている
  • 湿気や乾燥の影響を受けにくい

という特徴があります。

クラシックだけでなく、ポップスやジャズなど幅広く弾く方には扱いやすい鍵盤です。

決定的な違い②:音の響きとスピーカー

CLP-785:楽器全体が鳴る感覚

CLP-785はスピーカー数・出力ともに別格で、
本体全体が共鳴して鳴る感覚があります。

  • 低音の厚み
  • 音量を上げたときの余裕
  • 部屋に広がる音の密度

家庭用電子ピアノとしては、かなり生ピアノに近い体験ができます。

LX5:音に包まれるような広がり

LX5は、スピーカーの数は多くありませんが、
音の響き方がとても自然です。

  • ペダルを踏んだときの響き
  • 和音の重なり方
  • 音の消え方

これらが非常に滑らかで、
「自分の弾き方で音が変わる」感覚を強く味わえます。

CLP-845:家庭環境とのバランス重視

CLP-845の音はクセが少なく、
音量を抑えた状態でもバランス良く聴こえます。

  • ヘッドホン使用時の自然さ
  • Bluetooth接続の安定性
  • 最新アプリとの連携

日常的に使ううえでの快適さは、3台の中でも特に優秀です。

結論:あなたに合うのはこの1台

CLP-785が向いている人

  • タッチと音の質を最優先したい
  • 生ピアノに近い練習環境を作りたい
  • 設置スペースに余裕がある

型落ちではありますが、内容は今でも上位クラス。
在庫があるなら、非常に満足度の高い選択です。

CLP-845が向いている人

  • 最新モデルの安心感が欲しい
  • 圧迫感の少ないサイズが良い
  • 本格的だけど扱いやすい電子ピアノを探している

迷ったときに選びやすい、完成度の高いモデルです。

LX5が向いている人

  • 表現力を重視した演奏をしたい
  • ジャンルを問わず弾きたい
  • 環境変化による鍵盤トラブルを避けたい

モデリング音源ならではのバーチャル空間での演奏などピアノの楽しみ方を追求出来る機種です。

あなたにとって“最良の1台”を見つけるために

電子ピアノ選びで最も大切なのは、スペックの大小ではなく、自分がどう弾きたいか、どんな音が好きかという判断軸です。
ここでは、これまでの比較を踏まえて「選び方のポイント」をさらに深掘りしていきます。

① 音の好みで選ぶ

電子ピアノは生ピアノのように“音の色”がそれぞれ違います。
同じ曲を弾いても、ある機種では明るく・きらびやかに、別の機種では落ち着いた・深みのある音になることがあります。

✔ 明るい音が好きな人 → ヤマハ

ヤマハの音は、透明感があり、鍵盤を押した瞬間の音の立ち上がりがはっきりしている印象です。
ポップスやクラシックの高音域を弾いたときに音が抜けて、クリアに聴こえるのが特徴です。

✔ ダークでまろやかな音が好きな人 → ローランド

ローランドの音は、低音の豊かな響きと倍音が豊富で、全体に柔らかい印象です。
特にモデリング音源の恩恵で、和音を響かせたときの“まとまりある音場感”が魅力です。

音の好みは好みでしか測れない部分ですが、
「どっちが気持ちよく弾けるか」は、毎日の練習のモチベーションに直結します。

② どんな演奏スタイルで選ぶか

電子ピアノは、曲のジャンルや目的によって合う機種が変わります。

  • クラシック中心/表現力を重視したい人 → CLP-785
    → 豊かな響きとタッチで深い表現が可能
  • 毎日の練習を快適に続けたい人 → CLP-845
    → 扱いやすいタッチと安定した操作性
  • 自分の音を作って楽しみたい人 → LX5
    → モデリング音源 × ダークでまろやかな音色

「どの曲をよく弾きたいか?」
「家族や友人にも聴かせたいか?」
という点も、選択の助けになります。

④ 結局、一番大切なのは「フィーリング」

スペック表は確かに参考になりますが、最終的に“自分の耳で聴いて、指で弾いてみたときの感覚”が最も正直な判断基準です。

  • 明るく・くっきりした音が好き?
  • 重厚で深みのある音が好き?
  • 鍵盤の反応はどれが好き?
  • 長く使う上での保証・安心感は大事?

ここを自分なりに整理すると、「どれを選ぶべきか」が意外とスッと決まります。

後悔しない電子ピアノ選び

どの機種も優れているからこそ悩んでしまうのが、25万〜30万円帯の電子ピアノです。
しかし、「自分が何を大切に弾きたいか」にフォーカスすれば、選び方は明確になります。

  • 明るい音と扱いやすさ → ヤマハ
  • 深みある音と豊かな響き → ローランド
  • 表現力重視なら → LX5
  • 本格的なピアノ→CLP-785
  • 木製鍵盤で新品→CLP-845

取扱の電子ピアノはこちら