電子ピアノは弾いた演奏を可視化できる?

電子ピアノは弾いた演奏をデータ化することが出来るので可視化は可能です。
その可視化はどのようにするのでしょうか。

コンクールで使用されたMIDIピアノ

東京大学大学院、ピティナ音楽研究所、高知工科大学、京都大学大学院に所属する研究者らが発表した論文、「MIDIピアノを用いたピアノコンクールの合格者と不合格者の演奏における拍間隔変化の比較」が発表されました。

ピアノコンクール合格者の特徴とは? 参加者のMIDIデータと審査員の合否基準を解析 東大とピティナなどが発表

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2402/29/news066.html

MIDIピアノを実際にコンクールで使用し、その演奏を分析したものです。
演奏の強弱や速さなどを全てデータ化できるMIDIピアノならではの分析結果になっています。

演奏を可視化する

このような研究結果があるので、実際の自分の演奏の分析もやれる方法があります。

それが電子ピアノを使用することです。
電子ピアノも基本的にはMIDIデータなので、演奏を録音し分析することが可能になります。

さらにPCやアプリを使用することで演奏を可視化することも出来るので、感覚と実際の演奏のバランス感覚を補正することになります。

可視化の方法は?

録音でいちばん手っ取り早い方法がメーカー純正アプリを使用することです。

ヤマハとローランドは1世代前〜現行モデルはBluetooth機能が備わっている機種も多く、さらにスマートフォンやタブレットと連動して録音できる機種もあります。

ヤマハのアプリでは可視化は不可能ですが、ローランドのRoland Piano Appについてはアプリ上で演奏を可視化できるので、実際の音の長さなどが分かりやすくなっています。

DAWソフトを使用して録音する

USB TO HOST端子やUSB Computer端子などがあれば、電子ピアノとPCを接続することができます。
アプリでは見づらい画面でもMIDI入力できるPCソフトを使うとさらに詳細な演奏が可視化できます。

DAWと呼ばれる作曲や録音などを行うソフトを使用することで、演奏をリアルタイムで入力できるようになります。

実際の演奏を録音し、見てみると音符の長さ(デュレーション)や強弱(ベロシティ)がわかるようになるので、分析もできるようになります。

電子ならではの分析をより詳細に行うことが出来る方法です。

是非挑戦してみてください!

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