電子ピアノの音の明るさを変える方法|部屋に合わせた音作りでより快適にの音の明るさを変える
お気に入りの電子ピアノでも、「もう少し明るい音が良いな」「なんだか音がこもって聞こえる」と感じたことはありませんか?
電子ピアノには、音色や音質を細かく調整できる機能が搭載されているものが多く、環境や好みに合わせて音を自分好みに変えることができます。この記事では、電子ピアノの音の明るさを調整する方法についてご紹介します。
音の明るさを調整する3つの方法
【方法1】音色を変える
多くの電子ピアノには複数のピアノ音色が搭載されています。同じ「ピアノ音」でも、クラシック向きの柔らかい音から、ポップス向きの明るい音まで様々。
たとえば、「コンサートグランド」「ジャズピアノ」「ロックピアノ」といった音色を切り替えるだけでも、音の印象が大きく変わります。
🎹 まずは音色を変更して、イメージに近いものを探してみるのが一番手軽な方法です。
【方法2】音色の設定を変える
より細かく音の印象を変えたい場合は、「ブリリアンス」や「音の明るさ」といった調整機能を使います。
■ ヤマハ・クラビノーバ(CLPシリーズ)
「ファンクション」→「音響」から「ブリリアンス」を選択。
明るい:ブライト3 → ブライト2 → ブライト1
標準:標準
暗い:メロー1 → メロー2 → メロー3
「ブライト」で明るく、「メロー」で柔らかく落ち着いた音になります。
■ ローランド LX・HPシリーズ
「音の明るさ」設定で、+10から-10まで細かく調整可能。
+10 〜 +1:明るく
0:標準
-1 〜 -10:暗く
■ カワイ CN・CAシリーズ
「トーンコントロール」から以下の設定が可能です。
- ブリリアンス(-10~+10)
- バスブースト(低音強調)
- バスカット(低音カット)
- ミッドブースト(中音域強調)
- ブライト(明るく)
- メロウ(暗く)
- ラウドネス(小音量でも聴きやすく)
ブリリアンスのほか、プリセットもあるため、簡単に自分の好みに近づけやすいのが特徴です。
【方法3】EQ(イコライザー)を使う

ヤマハのクラビノーバ(CLP)シリーズでは、さらに細かい調整ができるEQ(イコライザー)も搭載されています。
- 高音・中音・低音を個別に調整でき、音の輪郭をさらにコントロール可能。
- 部屋の響きや演奏ジャンルに合わせて最適な音作りができます。
明るさ調整はこんな場面で活用!
● 音がこもる環境では…
ピアノの背面がカーテンやベッドに近いと、音が吸収されてこもった音になりがち。
→ 少し明るめ(ブライト側)に設定すると、音抜けが良くなります。
● 響きすぎる環境では…
壁がコンクリートや窓ガラスなど硬い素材だと、反響が強すぎて耳にきつく感じることも。
→ やや暗め(メロー側)に設定して響きを抑えましょう。
● 騒音が気になるときは…
楽器の低音は壁や床を伝わって遠くまで響きやすいため、低音を抑える設定にすると防音効果も期待できます。
注意点
ヤマハ・アリウス(YDPシリーズ)や、ローランドのRP・Fシリーズなど、音質調整ができないモデルもあるため、購入前に仕様を確認しておくと安心です。
まとめ
電子ピアノは、音を「出す」だけでなく「作る」楽しさも味わえる楽器です。
置く部屋や演奏シーンに合わせて音質を調整すれば、もっと快適に、もっと気持ちよく演奏できるようになります。
ぜひ、あなたのピアノの「音の明るさ」を見直してみてください♪
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