電子ピアノでグランドピアノと同等の音量はどのくらい?
電子ピアノの魅力の1つが音量調整が出来ることですが、このマスターボリュームの設定はどのくらいにすればいいのでしょうか?
機種によって異なる
グランドピアノと同等の音量が一つの基準になりますが、下記のようになっています。
ヤマハ、カワイ
マスターボリュームが真ん中あたり。
Roland
ローランド製の電子ピアノはボリュームがデジタル表示なので、下記のようになっています。
- LXシリーズ:ボリュームを 50~60
- HPシリーズ: ボリュームを90〜100(スピーカーの個数が多い機種は下げ気味)
- RP/Fシリーズ:ボリュームを95前後
音量を上げすぎるとどうなる?
音量を上げすぎると過入力となり、音が割れる現象が起きます。
特にスピーカーのサイズも小さいコンパクトタイプのモデルは、過入力ではすぐにビリビリと音が割れるような感じになりやすくなっています。
またスピーカー自体にダメージが出てしまうと常にノイズが乗った音になります。
もちろんヘッドホンでも同様に、過入力の場合は耳に悪影響となるほか、ヘッドホン故障の原因にもなるので気をつけましょう。
タッチが弱い人ほど過入力に注意
タッチが弱く、音量を上げて演奏する場合は過入力に注意が必要です。
なにかの拍子で強く鍵盤に当たった場合(鍵盤の上に何か落としたなど)が過入力になりやすく、それが原因でスピーカーやヘッドホンの故障の原因となります。
最適なタッチのために最適な音量で
夜間での練習は音量を下げて演奏するなど、音量の工夫は重要ですが、ピアノのタッチと音量感覚のバランスを身につけるために最適な音量での練習も行ってあげましょう。