被爆ピアノの音色をデジタル化

アルゲリッチや角野隼斗らが奏でる平和のメロディ

広島の原爆投下を生き抜いた「被爆ピアノ」が、最新技術によってデジタル化され、いよいよ電子ピアノとして登場するようです。2025年、被爆80年の節目にあわせて製造されたこの電子ピアノは、世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチ氏や、角野隼斗氏らによる特別コンサートで披露される予定です。

被爆ピアノの歴史と「明子さんのピアノ」

被爆ピアノとは、広島・長崎の原爆で被災しながらも奇跡的に残されたピアノの総称です。その中でも「明子さんのピアノ」は、1926年製エリントン(ボールドウィン社製)アップライトピアノとして知られており、普段は広島市中区の平和記念公園のレストハウスに展示されています。

デジタル化と電子ピアノへの進化

今回のプロジェクトでは、最先端のデジタル技術を活用し、「明子さんのピアノ」の音色を高精度に記録・保存しています。メーカー名は公式には公表されていませんが、出演者のラインナップからカシオの「CELVIANO」シリーズが用いられた可能性が考えられます。
この1926年製のピアノは、約100年という長い年月を経て老朽化が進んでいます。そのため、電子技術によって繊細な音色を残し、未来へと受け継ぐ取り組みになっています。

アルゲリッチ&角野隼斗らによる特別コンサート

この電子ピアノのお披露目となるコンサートには、世界的な名手アルゲリッチ氏や、YouTubeでも話題の角野隼斗氏らが出演予定です。

日時2025年10月15日(水) 18:45開演(17:45開場)
会場広島文化学園HBGホール

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