被災後の電子ピアノについて
地震や大雨などの災害に遭った後はどのように対応すればよいのでしょうか。
もちろん状況により異なりますが、まずは確認していただきたいところです。
1:鍵盤部分と脚部分に歪みが無いか確認する
鍵盤部分と脚部分はビスで固定してあるものもあれば引っ掛けているだけのものがあります。
まずは鍵盤部分の落下予防のために全体に歪みが生じていないか確認しましょう。
2:電源コンセントの確認
電源を入れる前にコンセントが抜けたり折れたりしていないか電源ケーブル周辺を確認します。上記のように歪みが生じた場合は本体側の電源ケーブルも確認しておきましょう。
何か異常がある場合は必ず電源をコンセントから抜くようにしておきましょう。
3:水に濡れた場合は電源を入れない
水没などの他に花瓶や飲料などがこぼれて水に濡れる場合があります。この場合は電源を入れずにまず電源プラグ(電源アダプター)をコンセントから抜いて、メーカーの修理センターに連絡します。
4:鍵盤の確認
落下物等で鍵盤が損傷した場合は鍵盤部分のみの修理が可能です。
メーカーの修理センターに確認しましょう。
5:電源、音の確認
異常がない場合は電源を入れてみます。
電源が入らない場合は電源プラグ(電源アダプター)をコンセントから抜いて、メーカーの修理センターに連絡します。
外見上、何も異変が無い場合でも電源が入らない場合は内部損傷が起きている可能性もあります。発煙や発火の恐れがあるので、必ず電源をコンセントから抜くようにします。
ペダル部分が効かない場合はペダルと鍵盤の接続ケーブルの差し込みも確認します。
鍵盤から音が出ない場合はヘッドホンジャックに何も挿入されていないことを確認し、それでも音が出ない場合はメーカー修理センターに連絡しましょう。
メーカー連絡先
ヤマハ修理ご相談センター
https://jp.yamaha.com/support/repair/repair_info/digitalpiano.html
ヤマハは災害救助法の適用地域については特別対応の詳細も記載されています。
カワイ
https://www.kawai.jp/support/service/ep/
ローランド
https://www.roland.com/jp/support/service_repair/piano/
カシオ
https://www.casio.com/jp/support/electronic-musical-instruments/repair/