世界的に電子ピアノ市場は伸びているのか

電子ピアノの世界市場についてのレポートが出ていました。

電子ピアノの世界市場調査レポート:成長、収益、メーカー収入、販売、市場動向2026-2032年

https://www.dreamnews.jp/press/0000344490

電子ピアノ市場は、今後も年5%前後で成長していく予測とされています。

大きく伸びるというよりは、安定して続いていく市場と見ることもできそうです。

■ この10年で、だいぶ変わってきたように感じます

レポートを見ながら改めて思うのは、この10年での変化はやはり大きいという点です。

日々の中では少しずつの変化でも、振り返ってみると、以前とはだいぶ印象が変わってきているように思います。

Bluetoothは“当たり前に近い機能”になりました

以前は「Bluetooth対応」という点がひとつの特徴になっていましたが、今では、ついていて自然と感じる場面が増えてきました。

  • スマートフォンと接続して練習する
  • アプリと連動させる

といった使い方も、一般的になってきています。

このあたりを見ると、電子ピアノは少しずつ楽器とデバイスの中間のような存在に近づいているとも考えられそうです。

音や鍵盤も、着実に良くなってきています

この点については、シンプルに進化している部分だと思います。

電子ピアノのスピーカー搭載数やディフューザーの搭載といったハード面だけでなく、モデリング機能も進化しています。

以前のモデルを知っていると、違いを感じる場面は少なくありません。

もちろん完全に同じというわけではありませんが、以前ほど「妥協して使う」という感覚は薄れてきている印象です。

低価格帯のモデルもかなり増えてきました

通販サイトなどを見ていると、価格帯の幅はかなり広がってきています。

「この価格でも出てくるのか」と感じることも増えました。

レポートでも市場の広がりには触れられていましたが、実際の現場でもその流れは感じられます。

一方で、選択肢が増えた分、選ぶ難しさも少し出てきているように思います。


■入荷電子ピアノ

■ 売り方も少しずつ変わってきています

以前は、

  • 店舗で試して
  • 説明を受けて購入する

という流れが一般的だったように思います。

現在は、

  • ECサイトで購入する
  • レビューを参考にする

といった方法も広く普及しています。

利便性は高まった一方で、
価格の見え方や比較のされ方も変わり、
市場全体にも影響を与えているように感じられます。

■ カワイの動きも印象的です

カワイが北米に直営店を出しているという話もあり、この点は少し印象に残りました。

河合楽器製作所 アメリカに電子ピアノの開発拠点を設立

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000045724.html

単に販売拠点を増やすというよりも、

  • ブランドをどのように伝えるか
  • 実際に体験してもらうか

といった点を重視しているようにも見えます。

特に海外市場では、ブランドの信頼性が評価に直結する場面も多いため、こうした動きは自然な流れなのかもしれません。

■ レポートを見ていて感じたこと

今回の内容を通して感じたのは、
電子ピアノが少しずつ

「代替の楽器」ではなくなってきているという点です。

  • 自宅での練習
  • ヘッドホンでの使用
  • 配信や録音

こうした用途においては、むしろ電子ピアノの方が適している場面も増えてきています。

気づかないうちに、役割が分かれてきているようにも感じられます。

■ 今後の流れについて

今後について断定はできませんが、現時点で見えている傾向としては、

  • しっかりしたメーカーのモデル
  • 価格を重視したモデル

この差は、今後さらに広がっていく可能性もありそうです。

その中で、

「どの程度の品質を求めるか」

をユーザー自身が考える場面は、これまで以上に増えていくかもしれません。

■ まとめ

レポートの内容と現場の感覚をあわせて考えると、電子ピアノ市場は今後も緩やかに成長していくように見えます。

ただ、それ以上に印象的なのは、この10年で少しずつ
性格の異なる製品へと変わってきているという点です。

従来のイメージのまま見ると違和感があるかもしれませんが、現在の使われ方に目を向けると、また違った見え方になります。

そうした変化の途中にある市場、という印象を持っています。

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