【電子ピアノ・キーボード】X型スタンドがグラつく原因と簡単な対処法
電子ピアノやキーボードを演奏する際、「スタンドのグラつきが気になる」「演奏中に安定しない」といった悩みを抱えていませんか?
特にX型スタンドは、安価で折りたたみ可能なことから自宅やライブ会場など、さまざまな場面で使われていますが、「安定感がない」と感じることもあるスタンドです。
この記事では、X型キーボードスタンドのグラつきの原因と、簡単にできる安定化のコツをご紹介します。
なぜX型スタンドはグラつきやすいのか?
X電子ピアノやキーボードに使われるX型スタンドは、持ち運びやすく組み立ても簡単ですが、設置した際にグラつきや揺れが気になることがあります。
この不安定さの主な原因は、実はスタンド本体ではなく、設置する床がほとんどです。
- 床が完全に平らではない
一見フラットに見える床でも、実際にはわずかな傾斜や凹凸が存在することが多く、スタンドの4点すべてが均等に接地しないことがグラつきの原因となります。 - 床材のたわみや経年による歪み
フローリングや畳、カーペットなどの床材は、使われている素材や設置場所によって沈みや歪みが生じることがあります。
スタンド自体に構造的な問題があるケースは少なく、ほとんどのグラつきは床との相性によるものです。

実は調整できる!スタンドの「ゴムクッション」に注目
多くのX型スタンドには、床との接地部やピアノ本体が乗る部分にゴムのクッションが付いています。これらは単なる傷防止用ではなく、高さの微調整ができるようになっていることをご存知でしょうか?
このゴム部品は厚みが異なる構造になっており、回転させることでわずかに高さを変えることが可能です。スタンドがわずかに傾いたり、ガタついたりする場合は、次の手順で調整してみましょう。

【簡単】X型スタンドのグラつきをなくす方法

床にスタンドを設置
- 電子ピアノやキーボードを置く
- グラつく方向を確認
- ゴムクッションを時計回りまたは反時計回りに回して微調整
- グラつきがなくなる場所で止める
もしそれでも安定しない場合は、メモ帳や紙を挟む応急処置も有効です。ただし、ゴムクッションの調整で改善するケースが多いので、まずはそちらを試してみてください。
安定性は演奏の質に直結する
スタンドがグラつくと、鍵盤を強く押したときに本体が動いてしまい、集中力を欠いたり、演奏に支障をきたすこともあります。逆に、しっかり安定した環境では、演奏に集中できるので精度も向上します。
特に、88鍵盤のピアノタッチの電子ピアノは、他のコンパクトなモデルと比べてかなりの重量があります。そのため、安定したスタンドが不可欠です。グラつきによって、ピアノが倒れてしまう危険を避けるためにも、スタンドの安定性には十分注意を払いましょう。
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