ヤマハPシリーズ・モデルチェンジ(P-125aとP-225比較)

ヤマハPシリーズが2023年7月にモデルチェンジを行います。

P-45がP-145へ、P-125aがP-225となります。

P-45が2015年発売、P-125aは2022年(P-125は2018年)発売にされています。2023年モデルになっての比較を行ってみます。

P-125aとP-225

P-125a
色/仕上げ
本体P-125aB:ブラック P-125aWH:ホワイト
サイズ/質量
寸法1,326 mm
高さ166 mm(専用スタンド(L-125)装着時:759mm)
奥行き295 mm(専用スタンド(L-125)・譜面立て・転倒防止金具装着時:353mm)
質量質量11.8 kg(専用スタンド(L-125)装着時:20.8kg)
操作子
鍵盤鍵盤数88
鍵盤種グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤 黒鍵マット仕上げ
タッチ感度ハード/ミディアム/ソフト/フィックス
パネル言語英語
音源/音色
音源ピアノ音RGE スタンダードⅢ音源
ダンパーレゾナンス
サステインサンプリング
キーオフサンプリング
ストリングレゾナンス
発音数最大同時発音数192
プリセット音色数24
効果
タイプインテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)
ステレオフォニックオプティマイザー
リバーブ○(4種類)
SOUND BOOST
ファンクションデュアル
スプリット
デュオ
録音再生
録音録音曲数1曲
録音トラック数2
データ容量1曲約100 KB(約11,000音符)
互換性再生フォーマットSMF(フォーマット0、フォーマット1)
録音フォーマットSMF(フォーマット0)
ファンクション
デモ/ヘルプデモ音色デモ21曲+クラシック50曲
全体設定メトロノーム
テンポ5~280
トランスポーズ-6~0~+6
チューニング414.8 Hz~440.0 Hz~466.8 Hz
リズム20
メモリー/接続端子
接続端子DC INDC IN 12 V
ヘッドホンPHONE端子(標準ステレオ)×2
サステインペダル○(別売FC3A使用時ハーフペダル対応可)
ペダルユニット○(別売)
MIDI
AUX OUT[L/L+R] [R]
USB TO HOST〇(MIDI)
アンプ/スピーカー
アンプ出力7 W ×2
スピーカー12 cm×2+4 cm×2
電源部
電源PA-150Bまたはヤマハ推奨の同等品
消費電力9 W(電源アダプターPA-150B使用時)
オートパワーオフ
付属品
付属品譜面台/譜面板
ペダル/フットスイッチ
電源アダプターPA-150Bまたはヤマハ推奨の同等品
その他保証書、取扱説明書、クラシック名曲50選(楽譜集)、クイックオペレーションガイド
P-225
色/仕上げ
本体P-225B:ブラック P-225WH:ホワイト
サイズ/質量
寸法1,326 mm
高さ129 mm
奥行き272 mm
質量質量11.5 kg
操作子
鍵盤鍵盤数88
鍵盤種GHC鍵盤 黒鍵マット仕上げ
タッチ感度ハード/ミディアム/ソフト/固定
パネル言語英語
音源/音色
音源ピアノ音ヤマハ CFXサンプリング
VRM Lite
キーオフサンプリング
発音数最大同時発音数192
プリセット音色数24
効果
タイプリバーブ○(4種類)
インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)
ステレオフォニックオプティマイザー
SOUND BOOST〇(2種類)
ウォールEQ
ファンクションデュアル
スプリット
デュオ
録音再生
録音録音曲数1曲
録音トラック数2
データ容量1曲約100 KB(約11,000音符)
ファンクション
プリセット内蔵曲数音色デモ21+クラシック曲50
全体設定メトロノーム
テンポ5~280
トランスポーズ-6~0~+6
チューニング414.8~440.0~466.8Hz(約0.2Hz単位)
リズム20
メモリー/接続端子
接続端子DC IN12V
ヘッドホンステレオ標準フォーン端子(×2)
サステインペダル○(別売FC3A使用時ハーフペダル対応)
ペダルユニット○(別売LP-1使用時ハーフペダル対応)
AUX OUTL/L+R、R
USB TO HOST〇(MIDI/オーディオ)
アンプ/スピーカー
アンプ出力7W×2
スピーカー楕円(12cm×8cm)×2+5cm×2
電源部
電源PA-150Bまたはヤマハ推奨の同等品
消費電力9W(電源アダプターPA-150B使用時)
オートパワーオフ
付属品
付属品譜面台/譜面板
ペダル/フットスイッチ
電源アダプターPA-150Bまたはヤマハ推奨の同等品
その他保証書、取扱説明書、クラシック名曲50選(楽譜集)

サイズ

P-225はサイズが従来のP-125aよりも高さが3.7cm、奥行きも2cmほど小さくなっています。鍵盤のサイズは変わらないので、よりコンパクトな機種になっています。

新型のGHC鍵盤によりサイズダウンしているので、スピーカーのサイズも楕円形に変更になっています。しかし、ツイーターの方は逆にサイズアップになっています。

鍵盤

鍵盤がGHS鍵盤からGHC鍵盤に変わっています。

今までのPシリーズはGHS鍵盤で、GHC鍵盤は今までラインナップになかった鍵盤です。新たに開発された鍵盤ですね。

■GHS(グレードハンマースタンダード)鍵盤
低音部では重く、高音部では軽くなるように、音域によってタッチ感を段階的に変化させ、さらに、構成部品の軽量化などを行った鍵盤です。
ユニットの軽量化により本体の軽量化にも成功しています。

■GHC(グレードハンマーコンパクト)鍵盤
GHS鍵盤同様、低音部では重く、高音部では軽くなるように、音域によってタッチ感を段階的に変化させた鍵盤です。
内部の機構をコンパクトにすることで、楽器本体のスリム化が実現しました。

ヤマハ(https://faq.yamaha.com/jp/s/article/J0002252)より

サウンド

ピアノ音が「ヤマハ CFXサンプリング」に変わっています。ヤマハのコンサートグランドピアノ「CFX」の音になっています。

「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」は下記のように説明されています。

楽器全体が振動することで生まれる共鳴音は、グランドピアノの魅力のひとつです。
この豊かな共鳴音の響きを、「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」という画期的な技術によって再現しています。

弦の振動が、他の弦や響板に伝わるときに生まれる複雑な共鳴音を忠実に再現し、鍵盤を押さえるタイミングや、ペダルを踏むタイミングと深さを変えることで、多彩な響きが得られます。

ヤマハ(https://faq.yamaha.com/jp/s/article/J0012037)より

ダンパーレゾナンス、サステインサンプリング、ストリングレゾナンスが無くなったのはVRM Liteに統合されたのかもしれません。

ウォールEQも新しく搭載されていますが、メーカーサイトでも詳しく説明されていません。簡易的なイコライザーですかね?

その他の機能

「USB TO HOST」はMIDIだけでなく、オーディオにも対応するようになっています。これでオーディオインターフェースなしでもUSBケーブルでPCに録音することが可能になります。

また、ヤマハのアプリ「スマートピアニスト」に対応しているので、「スマートピアニスト」を使えば、さまざまな機能をスマートデバイスの画面上で簡単に操作できます。


コンパクトさに重点が置かれたP-225です。新開発の鍵盤で低く作られており、圧迫感もなくなっています。

CFXの音を搭載し、コンパクトながらも本格的な音を楽しみたい方向けのピアノになっています。

P-225も当店ではご購入相談を承っております。

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